劇場公開日 2018年7月20日

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「何故か懐かしさと、温かさと」未来のミライ ろんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5何故か懐かしさと、温かさと

2018年10月6日
iPhoneアプリから投稿

私はまだ若者で、子供を育てた経験もないのですが、くんちゃんを見て、あぁ懐かしいなぁ、とか、わかるわかる、とか、何故かそういうふうに感じていました。
手がかかるくんちゃん。でも、そんなところが愛おしい。くんちゃんは私の宝、とお母さんが言うシーンは、何故か亡き母を思い出して、涙が出ました。お母さん、無条件に私を愛してくれてありがとう、って。
両親が構ってくれなくて、憎たらしくて意地悪してたくんちゃんが、最後は立派なお兄ちゃんになる。これからもこの2人は、喧嘩しつつ、大きくなるのだなぁ、なんて。家族って素敵だな、欲しいな、と思いました。むかしむかしから、今の自分まで。両親が結婚したこと、祖父母が結婚したこと、曾祖父母が結婚したこと。どこかひとつが変わっただけで、今の自分はここに存在してないわけで。一つ一つの小さな奇跡が積み重なって、自分は今ここに入れるのだと、当たり前だけどすごいことを、改めて突きつけられたられた感じがします。ああ、家族を、自分を、大事にしよう。そう感じました。

ろん