劇場公開日 2018年5月12日

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「貧困が先か、クズが先か〜」フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5貧困が先か、クズが先か〜

2018年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

小さな子供が悲惨て〜〜観てて辛いな〜〜

母親は子供を彼女なりに可愛がっていて
虐待とかは全然していないんだけど
経済的に生活が追い詰められて行く中、
結果的にネグレクト状態になりつつあって
そこも苦しいし、堪らない気持ちになる。

現実の貧困からクズになるのか?
クズだから貧困に落ちて行くのか〜〜

とにかく心がざわざわする映画ですね〜。

で、月に8本ほど映画を映画館で観る中途半端な映画好き的には

ムーニーちゃん、可愛いし一見明るく遊んでるけど
唾を貯めて吐くっていう行為を、
他の映画で
心が腐ってゆく描写として使われていて
それを思い出して、どうも観てて苦しい。

母親も、一応は頑張ってはみたけれど
どこかきっちりできない部分があって結局まともな職に付けず
苛立ちから周りの人々に罵詈雑言を吐いて
「そんなんだからダメなのよ!」と言われてしまうような
本当にクズな母親なんだよね。

この映画は安易な解決を盛り込んでない。

それをすると所詮映画だから〜〜で終わってしまう。
でも、厳しい現実そのままで終わる映画は
心が痛くて私は苦手です。

それにしても、どうやらクズな奴らの映画
というのが一つジャンルの様で

観られなかったけど「アイ・トーニャ」なんかも
貧困からのクズ野郎どものクズな振る舞い〜
先日観た「オールーシー」もかりクズだし
「ピーターラビット」も味方によってはクズ野郎映画〜〜
良いんだか〜悪いんだか〜〜

@もう一度観るなら?
クズ映画全般、
「腹立たしくてやがて悲しくなるから、もう観ない」

星のナターシャ