劇場公開日 2019年4月13日

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アレッポ 最後の男たちのレビュー・感想・評価

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4.0そんなに故郷は大切?

2022年7月3日
Androidアプリから投稿

故郷を守る為に結成された自衛団体に属する男の話。家族の為に隣国に逃げるべきかとの葛藤しながら働くが、最後には…
故郷とは命より大切なのか…家族を守る為にはどう決断すべきかを考えさせられる。
平和ボケした日本人にはみておいて損はない。明日はロシアが日本に同様なことをしてくるかも😅

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ろくさん

2.0ウィキの「ホワイト・ヘルメット」の項を参照して下さい

2019年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

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ohmorimu

4.0先々のことを考えられる身の幸せを感じた。

2019年5月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

瓦礫のなかから出てくる夥しい負傷したり死亡した子供たちの遺体、空爆のせいで右後ろ足を引摺りながら懸命に生きようとする猫、死と隣り合わせだからこそ、金魚を水溜に飼い成長を願う男たち。行き場のない毎日は死へのカウントダウンとしか思えない。いつまで続くのか、終わりの見えない絶望にただ息をのむばかりだ。

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ちゆう

3.0わけがわからないことだらけだった。

2019年4月24日
iPhoneアプリから投稿

武器を持って戦っている人が一人も映っていない。
なのに政府軍は、停戦時でも空爆を繰り返す。
一体何と戦っているのか?
敵は誰なのか?
一般市民がこれでもかという程に犠牲になります。
叩きのめすとは、正にこのこと。

わからないことだらけでした。

彼らの収入は?
戦争状態なのにお店が開いている。
その果物はどこで収穫したの?
携帯電話を使っているが、充電はどうやって?
子どもは出てくるけど、女性が一向に映されていない。
戦闘機が来るって警報で呼びかけているのに、そこまで慌てず 公園で遊んでいる。
今日、そこで結婚式やる?

『ラジオ・コパニ』や『ラッカは静かに虐殺されている』など、これまで何作品かシリアについての映画を見たことがありますが、今日の映画はIS(イスラム国)とは関係ないんですよね?
不勉強が祟り、何がどうなっているのか全然わからず、ただ無差別に攻撃を受け続ける市民の映像の繰り返しで、虚しさばかりが積み重なりました。

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ハクタカ

3.5悲しい現実・・・・

2019年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

シリア内戦中のアレッポの記録ドキュメンタリー、ホワイト・ヘルメットの任務に焦点が当てられて撮られた作品。

当初1時間40分もあるドキュメンタリーだったので、見る前は少し不安でしたが、私的にはアッと言う間に終わりました。

しかし、見れば見る程、シリアの内戦は目を伏せたくなる程の悲劇が繰り返されています。

特に犠牲になる子供の遺体が上がる度に何ともやりきれない・・・・

この悲劇を作っている、アサド政権とロシア軍は悪魔以上の存在です。

本作品、戦争と言う惨劇よりも、そこで色々な補助をしているホワイト・ヘルメットの人達の活躍に焦点においている作品ですので、派手な爆発や戦闘シーンなどはあまりなく、爆撃後のシーンが多いです。

しかし、日本の戦争やドイツの戦争の悲劇を何処の国も、人間も理解していないのですね。

本作品を見て、アサドも悪いと思いますが、ロシアはそれ以上に悪な存在ですね。

この内戦に加担して、アサドに加担している事を恥じるべき、ロシアは今の政権、今の考え方の人間が政治を支配している限り、馬鹿国家で居続けるでしょ・・・・

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sally

5.0どこで、どう生きるか、究極の選択

2018年11月22日
PCから投稿

花火が嫌いになりそうだ。
予告にもある、夜の空爆。まるで光のショー。こんなにきれいな情景がたくさんの命を奪う。

戦争とは、どこかのバカな政治家が起こして、一般庶民が巻き込まれるものだと、ぼんやりと思っていた。だから、バカな政治家を批判して、彼らを引きずりおろせば回避できるものだと。

そんな簡単なことじゃない。

反アサド政権の街・アレッポ。
そこに暮らす人々は、空爆の中で、それでも暮らしている。
時に、アサド政権に反対するデモを行いながら。
アレッポに残るか、難民となって避難するかと悩みながら。

難民となって避難すること=自らのアイデンティティを捨てること。命は助かるが、人間としての尊厳を捨てるのか、そこに活路があるのか。自ら一人の命の心配ならば、決断はしやすいが、でも子どもたちのことを考えれば…。

アレッポに残れば、志を同じくする者に囲まれて過ごせる。政治的信条というと堅苦しくなるが、己の信じるものを捨てる必要はない。けれど、命の危険…。
 もちろん、難民となっても命の危険がなくなるわけではないが、少なくともここよりは…。

この選択肢に、アサド政権側に着くという発想は映画には出てこない。所属政党をころころ変える日本人にはとうてい理解できないほどの、溝があるのだろう。

国際情勢・政治的には、まったく疎い私。
でも、命をかけても譲れないものが、彼らにはあるのだろう。
それだけは受け取った。

とはいえ、武力で解決するものは何なのか。
平和ボケしているからわからないのか。

空爆される。
ホワイトヘルメットの男たちが駆け付ける。
特に特殊な装備があるわけではない。
ほとんど人力で、空爆され崩れた元建物から、空爆で被害にあった方々を探し出す。
吹っ飛んだ手足。
次から次に繰り出される事故現場の、建物の砕けた破片の”白”に紛れているので、ハリウッド映画のような血みどろの場面じゃないので、なんとか見続けられた。
ほとんど傷がなく生きているようなのにこと切れたご遺体。
血だらけなのに、なんとか助かった命。
ちょっとした場所の差で、助かる命・助からなかった命。
老若男女。赤ん坊も…。
燃え上がる車。爆発。
崩れ落ちる建物。空爆後の探索も命がけ。

そんな中での、子どもとのひと時。結婚式。金魚の泉。ありふれた日常生活。

リアル戦争。
下手な反戦映画を観るよりも、戦争という暴力で奪われるものの虚しさを疑似体験できる。

泣ける?涙なんて出てこないほどの、静かな慟哭。
悲しい?そんな気持ちが薄っぺらいと思えるほどの、感情。
怖い?怖さのすぐそばにある、彼らの暮らし。
様々な感情と、知性が五感を駆け巡る。

何のために生きているのか。この場所で。
どう生きるのか、どこで。
そんな大人たちの苦しみなんて知らぬかのように、
大切な家族の傍にいて幸せそうに笑う子どもたちの瞳と同時に、
空爆を受けた人々の嘆きが、いつまでも尾をひく。

(UNHCR難民映画祭2018にて鑑賞)

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とみいじょん