劇場公開日 2019年2月8日

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「理系の人々には語れない」ファースト・マン 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5理系の人々には語れない

2019年3月1日
PCから投稿

興奮

理系の計算や論理で語るには限界がある、
文系の言葉や文法で表現するにはステージが違う段階に入った、
さいしょのだい~いっぽ。

宇宙計画、ロケット開発、理系の人が好みそうな、NASAのマーキュリー~ジェミニ~アポロ計画の<叙事詩ではなく>、
数字では割り切れない、仲間の殉職、家族の葛藤、文系のことばで語るNASAの職員たちの<抒情詩(叙情詩)だった>。

立花隆の「宇宙からの帰還」によると、宇宙飛行士たちが地球に帰還すると多くの人の生活形態がおおむね2パターンに分かれる(例外もある)と。

飲んだくれか聖職者か。

その理由は、宇宙から地球を見ると、あまりに美しすぎて、
自分のちっぽけさに愕然として自暴自棄になる人たち(コリー・ストール扮するバズ・オルドリン(トイ・ストーリーのバズの由来)は生死の危険な状態にも陥ったらしい)、

こんな美しいもの(地球)が自然の流れで偶然にできたはずがないこれを伝道しようとする人たちに分かれるそうだ。

その2パターンの人たち、あるいは別パターンの人たちの心の裏側にスポットをあてる。
飛行士、職員の家族、仲間全員がファースト・マン。

「アンダーコントロールじゃない!あんたたちがやってる事は説明書の手順通りに進めてる子供のプラモデル作りと同じ。そんなのをアンダーコントロールって言わないで!」とジャネット・アームストロングはファースト・ウーマン。
ファーストとファーストが手を合わせて・・・・の抒情詩でした。

蛇足軒瞬平太