「期待しすぎた」銀魂2 掟は破るためにこそある　仁兎なずなさんの映画レビュー（感想・評価）

原作アニメともに長い間見てきた1ファンとしての感想です。
1の出来はあくまで原作に忠実、実写化1作品目ということで色々なツッコミどころはあれど「銀魂 紅桜篇」でした。
今回2はファンの中でも人気の高い「真選組動乱篇」の実写化ということでとても楽しみにしていました。
結果的に期待しすぎてたなあという感想です。

キャラ1人1人は基本的に再現度が高くその点は1に続いて安心して見ることが出来ました。
特にさっちゃんと将軍は違和感もほとんど無くとても良かったです。また窪田正孝さんの万斉も戦い方が綺麗で役にしっかりハマっているなあと感じました。

ただ内容に関しては前作のヒットを受けて調子に乗ったなあと。
まず将軍を出したかったのはよく分かったのですが出てきたはいいけどオチがない。
すまいるの後どうしたの？床屋のあとどうしたの？という感じ。
そして突然シリアス？更にまた寒いギャグをどうしてここで入れてくるのか？
銀時は何のために万斉とあの謎のオシャレ空間で戦ったの？万斉の弦は輪ゴムなの？
原作を知っているが故にツッコみたいところだらけでした。
くだらんギャグを合間に入れるならもっと丁寧に動乱篇を掘り下げて欲しかったです。

ほんとに銀魂が好きな人はこれ許せる？と私は思います。
それぞれのシーンは良かったですし構成に問題があったのかなと。

3はもうないと思いますがやらなくていいです。