「journey of a songwriter」SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2015-2016 旅するソングライター “Journey of a Songwriter” chomchomさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0journey of a songwriter

2018年2月24日
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何も特別なことなんかじゃない

出会いがありすれ違い行き違う…

数え切れないほどのすれ違いの中で
とどまり続けるわずかな出会い…

なぜそこに惹かれるのか
よくわかりもしないまま…

そんな人に…

歌に…

出会えた幸運…

たとえ
離れていたとしても
身近に感じることができる
不思議…

人の数だけ人生があれば
人の数だけ
その人の為に歌われる歌がある…

ほかの人には届かない
その歌声が

聞こえてくる…

どんなに
遠く離れていても…

コンサートホールにいる人の数だけ
それぞれの想いがそこに集う

それぞれの楽しみ方で
そのひと時を過ごす

自らの意思で…

制約だらけの日常から
非日常の世界へ

この一瞬の一夜を共有する…

あの日のライ麦畑は?
ライヴ会場と繋がっている…

海外でも

国内でも

旅の途上で…

それまで紡いできた光の糸が集束して
ステージ上で結実する

ステージ上の本人と
ビジョンの中の本人が
重なり合う…

伝えると云う意志
耳に届けられる歌詞
肉体に届けられる
そこで演奏されるビート

遠く離れても…

街角で

仕事場で

路上で

路地裏で

駅のホームで

線路上で

船上で

車上で

歌が聞こえてくる…

そのメッセージを
明確に感じる…

Tomorrow Surely someday

You'll finally have the world you deserve

渋谷のスクランブルで

八重洲の東京駅で

銀座の大通りで

六本木の高架下で

新宿の高層ビルで

東京の夜空に…

フライデーナイトに

ダンスフロアーに

ウェディングに

クリスマスに

バースデーに

歌声は流れる…

夜空に

青空に

雨空に

星空に

砂漠に

街頭に

密林に

孤島に

雪原に

山岳に

海底に

歌声が聞こえてくる…

あの日の
日本兵の姿に
懐かしさを感じられない…

学んだ都合の悪いことは
歴史のページから溢れ落ちてゆく…

過去から未来へ

紡がれてゆく新しい歌、懐かしい唄…

SHOW ME YOUR WAY …

離れていても…
今まで多くのことを
共有してきた…

黄昏に

真夜中に

明け方の空に

親から子へ

流れゆく雲間に…

打ち寄せる波間に

どこまでも続く地平線に

果てしなく広がる水平線に

歌声は解けてゆく…

ひとの心と共に…

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chomchom