劇場公開日 2018年2月10日

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「ベニチオ・デル・トロがシンプルに好き、っていうのもありますが。」ロープ 戦場の生命線 maruさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ベニチオ・デル・トロがシンプルに好き、っていうのもありますが。

2019年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

乱暴に言うと「1本のロープを求めて探し回る」映画。…なのだけれど、その行為が「紛争地帯」で行われるだけで、こうも困難な事なのかと思い知らされる。
けれど決して暗い雰囲気の映画ではなく、監督も言っていったが「パンク」な精神で描いている。それは、映像がぶっ飛んでいるわけでもなく、紛争地帯で活動する支援活動家の「志」がパンクということ。ルールに則り、ルールに抗い、敵を見定め、他者が自分が、どうすれば「生き残れる」かを軸に活動している。すごく見やすい映画。センセーショナルな場面も多く、ショッキングな描写もあるが、現実として映画として受け入れられる範疇だと思います。
オチも素敵。観ると(…でもそういうことよね)と、「自分のできることを精一杯する」ことで物事がどうなるかが、わかる。わからせてくれる。素晴らしい映画。

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maru