カメラを止めるな！のレビュー・感想・評価

今更ながら観賞しました。
冒頭の展開を我慢すればそこから面白い、と聞いていたのがその通り。でも、事前にその流れを聞いていなかったら、なかなかキツイ映画だよね。

なるほど！こういう映画だったのね！
ワンカットは低予算映画の切り札！
粗さがそのまま臨場感とライブ感になってポジティブに変換されるから面白い！

いやー、脚本が精密に作り込まれていて、どこまでがシナリオで、どこからがアドリブか分からなかった、、と感じさせる巧妙な演出だった。(それもひっくり返される二重トラップだけど)

監督役の役者さんの味わい深さが最高！

　久々に面白いと思う喜劇を見た。二重劇のシナリオは有りがちなものだが、ワンカットをテーマにドタバタの演出をあらかじめに計算したシナリオだ。
　スターウォーズの画面上方から次第に巨大な宇宙船が画面全体に広がるオープニング画像やインディジョーンズの心理的な時間差の表現のように、二番煎じはあり得ない最初試みの成功が、この二重劇の映画をヒットさせた最大の理由であろう。
　ワンカットのストーリーの途中に、カメラが被写体から他の被写体に宙を舞って移動するのはワンカットの考えから外れるのではと思って見ていたもの答えや監督役のカメラ目線の疑問や、やけにながい間の取り方などなどが、後半の種明かしで明かされるといった小技も面白い。
　監督役の家庭や有りがちな演出者の曲者ぶりをもパロディにして、撮影や演出の未熟さをも喜劇に取り込み、時間を忘れて一気に見させる。
　最後のカットの娘の肩車写真までもが、落ちに落ちてる。

監督他のスタッフの才能と創作への熱意を感じた。キャストの熱演も。
低予算のハンディの中、知恵を絞って企画し、成功に結び付けて素直に良かったと。
新たな才能を感じた素直な感想として、なぜか「激突」を思い出した。

しがない映画監督が主人公。
人の言うことばかり聞いてきて、
思うような映像を撮るのは二の次、、、
ほんと、Yesマン。

けど、こう言う人って世の中のほとんど。
みんな、人の目気にして生きてるし、
本心を隠して生きてる人ばっかり。

でも、情熱は隠せない。
結局本気になったら誰も止められない。
みんな、本気になれるものを探してるし、
そう言う自分を求めてるんだろうな〜
と思わせられる映画でした。

展開が早くて、一気に見ることができました。

エンドロールの時から泣けてきた。ホラー映画への愛情、オマージュに溢れた素晴らしいB級映画。家内と娘も楽しめたようだが、彼女たちはもちろん泣かなかった。

ん？と思った所が全部回収されていくのが実に楽しい。
映画を撮る人間のドラマもしっかりしていて、みごたえあった。映画制作に対する熱い魂を感じた。

なんでこの映画が爆発的にヒットしたのか、さっぱりわからない。プロの批評家や俳優さんまで軒並み高評価なので、ますます混乱する。演技が学芸会みたいにひどいのは演出なのか、それもわからない。こちらに見る目がないのかも知れない。

壮大なオチに向かって、どんどん収束していく、って感じです。
2017年のM1グランプリで、和牛が最初にやったネタみたいな作品ですww

話としてはすごくよくできてる。
ただ、前半部分がちょっと長すぎて、間延びして退屈してしまった感はありました。ただ、前半をちゃんと理解してないと、後半は楽しめないけども。

あと、あんな感じのカメラワークなら仕方ないんでしょうけど、画面がやたらと揺れて、途中で酔って気持ち悪くなりました。。。この作品は、もともと単館の小さな画面で観ること前提で作られた作品なんだろうなぁ。。

結構スクリーンが大きめの映画館、かつ、前の方の席だと、かなり高い確率で酔うと思います。

なので、観る際はご注意を。
後ろの席がオススメです。

そういうマイナス面はありつつも、こんなお金かけてなさそう作品でここまで面白くなる、ってのはアイデアの勝利。十分楽しめる作品です。

一人で観るより複数人で観た方が、終わった後でワイワイ感想を話し合えるから良いかもしれません。観た人とは話し合いたくなる作品だと思います。

ストーリーは短くてまとまってて良い
メインはプロットで発想も面白い

普段からホラー専門で映画鑑賞してます。
大学生の映画サークルが作った程度のレベルにしか思えないこの映画が、なんでこんなに高評価されてるのか全く分かりません。
他の方のレビュー読んで、◯◯が良いというコメント見ても、全くそう思いません。

あまりに話題だったので、だいぶ遅れて鑑賞。

だいぶ遅れてレビューしてます。

もともとホラーが好きでは無いからでしょうか？
とにかく学生同士で遊びで撮ったような感じにしか
思えませんでした。

最後まで観るのが辛かった、、、としか
思い出が無い(>_<;)

流行っているからと、逆に何と無く避けていた作品。
軽い気持ちで見ていると、どんどん引き込まれていった。

サマータイムマイシンブルースとか、バックトゥザ・フューチャーとか、伊坂幸太郎作品を見ているかのような怒涛の伏線回収！あれは2回見なきゃ分からないけどね。

ようやくこの作品を観る事となった。なんだかローバジェットな印象が強く、優先順位が低くなってしまい、気になっていたが後回しになってしまった。
観た印象は判りにくいかと思うが、何故か伊丹十三の「お葬式」を思い出してしまった。
とにかく冒頭で展開されるシークエンスに対し中盤からの回収が素晴らしい。
冒頭のシークエンスは観ててがっかりさせる（評価が高い映画としての期待感があるのでなお一層・・・）だが、この回収部分を引き立てる行為であるわけなんだなぁと深く納得。
とにかくクセのあるキャラがバタバタと暴れ回りラストは何故か清々しい・・・
そんなところが「お葬式」ににてるんだろうか？
とにかくアイデアと脚本がしっかりした佳作。

始めのほうだけ観てガチで離脱しちゃう人いるんじゃないかと心配になる。
糞映画だと思ってもとにかく30分くらいは観続けてほしい。

邦画は好きじゃないんで普段はあんまり観ないんだけど、普通に楽しめた。

低予算でよく練られて作られている。この一点のみの評価。

Ｂ級ホラー映画の撮影現場が、ネットで話題の心霊スポット。実際にゾンビが現れるのだが・・・と言うストーリー。

何も知らなければ、冒頭の30分で鑑賞を止めたくなります。しかし、以降の展開は秀逸。高い評判通りの映画だったと思います。
多分2度目の鑑賞が、一番楽しめる作品かもしれません。
それでも評点が４の理由としては、結局は冒頭３０分。正直、面白くありませんでした。この３０分間があっての面白さなのは理解しているのですが・・・少し長すぎるように感じました。諸刃の剣ですね。
それでも、俳優さん・裏方さんたち頑張りましたね。30分間のワンカット。大変だったと思います。

「触らぬ神に祟りなし」というけれど、もはや宗教がかっている本作にレビューするのも難しい雰囲気が。

「カメラを止めるな」が好きかどうかで僕は相手との間合いを計ります。
そして「好きとは言ってるけど本当は好きではない」のか？の腹の探り合いまで発生してしまうから疲れます。

宗教の話題はデリケートです。
このたかが一作で友人を失うのも勿体ないし、
失敗すると地雷を踏んでしまうのでちょっとストレス。

見なければ良かった。
コメント不可でお願いします(笑)

世にも奇妙な物語にある明るい話って感じだった
前評判を聞き過ぎてしまった
特に心に何も残らない、駄菓子的な映画

主人公は冴えない映画監督。

安くて、早く、そこそこの映像を取れるのが売り。

ある時カメラを止めずに撮るワンカットドラマのオファーを受けるのだが。。。

映画って大変。
いろんな人の利害が絡んだり、アクシデントがあったり。
でも、一見アクシデントに見えることが偶然最高の瞬間につながることがあって。
だから映画っていいんだよっていう、この監督の映画愛を感じました❗
面白かった～✨