劇場公開日 2019年3月8日

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「聖地復活の物語です。」サッドヒルを掘り返せ ノリック007さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0聖地復活の物語です。

2019年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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幸せ

この映画は「荒野の用心棒」と「夕陽のガンマン」に続く、
「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」の聖地復活の映画です。
この3部作を鑑賞したことのある人やファンにはお勧めできる
映画です。
この映画を鑑賞してから、この3部作を鑑賞しても良いです。
私は、この3部作のファンでブルーレイも持っています。

「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」を観た地元の観客達が
「サッドヒル文化連盟」を結成し、「続・夕陽のガンマン/
地獄の決斗」のラストシーンとなる地獄の決斗の行われた
サッドヒル墓地をを再生し、「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」
を上映し、鑑賞するという企画の映画です。

サッドヒル墓地は、5000基もある墓地で、スペインのブルゴス
郊外にあるミランディージャ渓谷に作られ、撮影され、放置され、
忘れ去られようとしていました。

もちろん、「アーチ・スタントン」の墓も、その隣にある
「名無し」の墓も再現され、円形の決闘場も再現されます。

監督は、イタリア人のセルジオ・レオーネです。
音楽は、イタリア人のエンニオ・モリコーネです。
マカロニ・ウェスタンと呼ばれているのは、イタリア人が
撮影した西部劇という意味です。

3人のガンマンが登場します。
ブロンディは、クリント・イーストウッドが演じる「いい人」
のガンマンです。
エンジェル・アイは、リー・ヴァン・クリーフが演じる「悪い人」
のガンマンです。
トゥーコは、イーライ・ウォラックが演じる「汚ねえ奴」の
ガンマンです。
クリント・イーストウッドは、88歳です。
リー・ヴァン・クリーフは、1989年12月16日に亡くなり、享年64歳です。
イーライ・ウォラックは、2014年6月24日に亡くなり、享年は98歳です。

イーライ・ウォラックが亡くなったことをきっかけに、映画撮影50周年
である2016年に向けて、この聖地復活が始まりました。

当時の話が、聞けたのがよかったです。
特に、以下の2点には驚きました。
・あのシーンは、撮り直していた。
 どうりで、よく撮影されているわけです。
・あのシーンは、スタントマンが演じていた。
 やはり、危険なシーンで、監督は間違っていた。

主な出演者は、以下の人々です。

地獄の決斗シーンに先立つ場面に流れる「黄金のエクスタシー」を
30年以上コンサートのオープニングで使い続けているヘヴィメタル・
バンド「メタリカ」のジェイムズ・ヘットフィールドです。

「サッドヒル文化連盟」の文化連盟の人々が出演します。
サッドヒルの近郊でバーを経営している人、宝くじを販売している人、
ホステルを経営している人、教師をしている人で、みんな一般人ですが、
子供のころに「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」を観て、気に入って
います。
他には無数のボランティアスタッフも出演します。

エンニオ・モリコーネは、映画音楽家で、3部作の音楽を担当しました。
ジョー・ダンテは、映画監督です。
クリストファー・フレイリングは、美術・デザインを研究し、英国王立
美術学校の校長です。

ノリック007