最初で最後のキスのレビュー・感想・評価
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ありそうで無かったストーリー
UPLINK渋谷にてロレンツォ役のリマウさんの挨拶を聞いた後に鑑賞。全く予告などを見てない状態で鑑賞したが非常に楽しめた。
ストーリーはロレンツォ、アントニオ、ブルーという男女三人組の生活や周囲の人達との関係性を描いたもの。
三人の関係性は異なるものの、グザヴィエ・ドラン監督の「胸騒ぎの恋人」っぽいなと感じた。時折はさむキャラクターの妄想の描写もグザヴィエ・ドラン作品っぽく見える。しかしながら、彼の作品のようにシリアスなトーンではなく、本作は楽曲も含め、非常にポップな世界観で描かれている。テーマは重いが、鮮やかで清々しいのが本作の魅力であろう。
終盤はちょっと展開は予想できたものの非常に新鮮なオチである。ガス・ヴァン・サントの「エレファント」的な…
各キャラクターそれぞれが悩み、葛藤し、自分の道を進んでいく本作のような青春映画は個人的にかなり好きで、軸となる三人だけでなく、家族や友達との関係性にもスポットを当てているのにも好感が持てる。
思春期の多感な時期において、周囲のことに気を配りながら自我を形成する中で、皆が苦しみ、辛い想いをするということがリアルに伝わってくる。
鮮やかなんだけど残酷でモダンな映画という、なかなかハイブリッドな良作であった。
ホモフォビアとは一体何なのか
もしも同性から告白されたら、どう反応すれば良いのだろう。
お互いが不幸にならないような道を選び取るための一つの方法が、本作では具体的に示されている。
これは、今まさに苦悩しながら生きる当事者にとっては希望であると同時に、不幸にも、そうではない道を選択した人々ーー本作における彼らもそうだーーに対するレクイエムでもある。
自らを偽り続けることによる事なかれ主義から一歩踏み出し、私自身が果たすべき責任や持つべき勇気があるのではないかーーそんな内省を深める契機を、本作は与えてくれた気がする。
味わい深い映画である
今、日本の教育現場、家庭内で起こってる、これから起こるだろうと思える問題をナポリ出身の監督らしい陰湿にならない表現の仕方で撮られているので、深刻にならずに考えることが出来る映画である。また、音楽や翻訳の仕方が絶妙で、心に残る。
是非、高校生の方には見てもらいたい作品です。
ただ、残念な事には、色々な問題を映画の中で取り込みすぎて、場面展開が早すぎ、理解するに苦労した。もう少し焦点を絞って脚本が書かれていれば、強い印象が残る名作になったと感じる。
余韻が…
昨今虐めによるティーネイジャーの自殺も多く
かの銃乱射事件や、アメリカ銃規制の運動など、
また性被害(レイプ、セクハラ)に対して、声を上げて行こうとするme too運動の流れにも通じるものがあるような。
この映画の内容はまさに今の時代を投影したものじゃないか?と思いました。
主役3人が瑞々しくてキラキラ(^^)
ウーディネの街並みもステキ。
とっても繊細ですね、
ぜひ、公開されましたら劇場へ足を運んで欲しい。
1人でも多くの方に見ていただきたいです!
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