ムタフカズのレビュー・感想・評価
全19件を表示
概して清々しいノンストップ・バイオレンス・アクション
南米の小国を舞台に繰り広げられる仁義なきバイオレンスアクション。ひたすら疾駆し続ける映像や入り組んでいるようで実は単純な物語はフランス的で、いっぽう過度に母性神話的な顛末や外連味控えめのリアルな所作にこだわり抜いたアニメーションは日本的といえる。両国の特徴(特長ではない)がいい塩梅に混じり合った良質な合作映画だと感じた。
とにかくサラッと見られるのがいい。ピタゴラスイッチのようにハイテンポに連鎖していくアクションとサスペンス。アニメーションならではの文法破りな演出(メタ字幕、タッチの大胆な転換)もほどよいスパイスとして機能していた。死のポップさもロバート・ロドリゲスあたりのメキシコ映画の楽しさを彷彿とさせる。
ただ終盤は物語にやや駆け足の感があり、それゆえ視覚的快楽がところどころ寸断されてしまっていた。ルナに過剰な意味づけをしてしまったのは完全に悪手だったと思う。一旦セクシュアルな対象として提示したものに母親像をダブらせるというのはかなりグロい。そしてそのグロさが速度を殺している。だったら最初から最後まで目的不明のファム・ファタールとして浮遊させておくほうがよかった。
結局ナチョスが何だったのか、リノはなぜ冬を乗り越えることができたのか、それらにろくすっぽ説明もないまま終わる投げやりさはリファレンス元であるジョン・カーペンター『ゼイリブ』を踏襲していて清々しい。しかしその清々しさを自ら顕示するようなラストシーン(月面に設置されたナチョスの基地から大量のUFOが放出される)は正直なくてももよかったんじゃないかと思う。
出だしの生活描写は良かった!!
出だしは鬱窟して暮らす様子が伝わって良かったです。ドンパチが始まって嫌な予感がしましたが、本編は良く分からず、入り込めませんでした。Xboxの海外ダウンロードゲームのような印象でした。日本語ナレーションは、「地デジ」という単語が頭をよぎりました。
ポップなグロが良い
犬の目抜かれたり、ネズミ潰れたり、(頭吹っ飛んだりもあった)あの絵でやられるととても良いですね!またちょっと新しい4℃て感じで。
そして木村真二の美術は相変わらずヨダレが出るほどに良い。
あとは子供が投げたハサミとか生ゴミ入ってそうなゴミ袋の落ちかたとか重いコンテナの重さとか、画面の重量感の全て描かれたものだってことに感動して悶える。
よかった!
アニメーションの絵の作り込みが細かく、
音楽も良かった!
声優陣も素晴らしく、草なぎさん、柄本さん、満島さん皆さんよかったです。
黒丸頭、燃えるガイコツといったエキセントリックなキャラクターに共感できたのは声優陣の演技力のおかげだと思いました。
憎めないキャラ
クセの強いキャラだが愛嬌があり憎めない。しかし内容としては感情移入することが出来ず途中は退屈でzzz…時間も長く感じた。残念ながらこの作品の良さを感じることが出来ず不満の残る内容でした。
2018-207
ありかも
フランス映画特有のバックボーンの説明がないアニメ。観たあとで「なんで??」となるけど、そこに目を瞑れば作画も構図も素晴らしい内容だった。
第二弾あるようだけど、もうちょっと説明のあるストーリーを求む。
ストーリーはどうだろうか。
カメラワークやBGMはハイセンス。アクションもとてもいい。しかしストーリーに難がある。おそらくこの映画は友情がテーマだと思う。しかし3人の友情をあまり描けていない。それは百歩譲っていいとしても、ダークミートシティが舞台の割に主人公の出自の世界観がデカすぎて合っていない。終盤のストーリー展開が幼稚だった。ストーリーはもっとコンパクトに、カラーギャングの抗争に巻き込まれる程度で良いのではないか。
絵の凄さは感じるけれど
バンドデシネ的な画風を存分に生かした見事なアニメーションだとは思うけれど、個人的には、面白いとは思えなかった。
マンガを読んでいるようなCVと、リアリティーのない(まぁそんなの求める自分が悪いんだけれど)唐突感に引いてしまった。内容もあの映画の拝借か─なんて思ってしまったし…
絵も設定も嫌いになる要素はないと思う。けれど、なんか好きになれなかったなーというのが率直な感想。
中々良かった✨リノがいい❗️
バイオレンスグロシーンもあったけど、ストーリー的には好きな感じだし、最終的には面白かったですね。
リノがかっこよくて好きになりました✨✨
友情や家族愛、自分らしさなどいろいろテーマになっててよかったです^^
そして、エンディングもよくてCDほしくなりました。
結構くせになります。
コアなアニメファンに好かれる映画
鉄コン筋クリートの雰囲気がでてました。
こんなクセのあるアニメ映画が、沢山の映画館で上映されるのは、草なぎさん効果でしょうか。SMAPファンの方に受け入れられるのでしょうか。(かなり不安です)
大人のアニメファンの方であれば、作りて側のこだわりが沢山つまった、妥協していない内容に、エールを送りたくなると思います。
評価は割れると思いますが、私は見て良かったです。
次回は是非大友さんの「童夢」を映画化して下さいっ❗(古いけど名作です)
深く感情移入できるアニメ
キャラクターもストーリーも素晴らしい!
家族愛、友情の大切さから自然破壊の要素までありスケールも大きくてアニメとは思えない程見応えがあります。スピード感もあり映像と音楽のセンスもかっこ良かった!バイオレンスの要素もかっこ良くて好きになるし、3人のキャラクターが愛おしくて仕方ないです。
愛着わくキャラクター
映像が綺麗です。主人公たちが見た目は可愛いですが、かっこ良く人間味があります。観て行くうちに内容が分かって行くので、数回観て伏線探しも楽しそうです。少しだけグロイ描写がありますが楽しめると思います。
クオリティ高かった!
タイトルも覚えにくくて主人公キャラもはじめはとっつきにくい感じだったけど、実際見たらすごくクオリティの高いつくりで、アニメだけど大人が楽しめるクールな映画でした。はじめに感想のまとめを書くと、「見てよかった!かっこよくて面白い!また見たい!」で★5です。
原作や世界観がフランスのコミックのシュールさ、クールな乾いた感じがある一方で、アニメとしての作画、映像効果やカメラワークは日本のスタッフさんの力量が存分に発揮されててそれが上手く融合して、日本のアニメにはないカッコよさが感じられました!完成度めっちゃ高いです。あと音楽とか演出がテンポが良くて、見ながら乗れる感じがツボで、飽きなかったです。
DMC(ダークミートシティ)はロサンジェルスがイメージらしいけど、実写でやると怖さとか汚さがストレートに出ちゃう部分が、アニメで作り込まれると、伝わるんだけどどぎつすぎないから受け取りやすかったです。町並みとか背景の映像は鉄コン筋クリートと通じる、ビジュアルとして丁寧で美しい映画という印象。
主人公と主要キャラの3人は始め2頭身(3頭身?)なのが入り込めるかわからなかったけど、全然違和感なくてリノは草なぎ剛がいい感じにさらっと、実写みたいな(アニメ、アニメしてない)声で合ってました。リノがクールで淡々としたキャラもあって、フランス映画っぽさが声でも出てたかな。個人的にお気に入りは満島真之介さんがやってたウィリーっていう動物みたいな?小さいキャラ。けっこうめんどくさい奴って感じで、リノの相棒のウィンスにはうざがられてたりするけど、声もいい意味でキャラ立ちしてて、憎めない愛嬌が溢れてて、一番お気に入りになりました。最後のエンディング曲も満島さんらしいけど、ラップのセリフがちゃんと映画の内容とつながってて面白かったw
原作がまだ続いてるらしくて、ストーリーは全部ハッピーエンドって感じで終わるわけじゃないけど、決して暗い話じゃなくて、バイオレンスもそんなに怖くなかった。期待以上に面白かったので、映画館で見る事ぜひおすすめします!も一回くらい、見に行こうかなと思ってます。日本のアニメも、こういう感じの合作どんどん作って欲しいな。続編みたいけど、相当時間かかった映画って感じだからすぐには実現しなかな?でも見たいなぁ。
いいじゃん♪
世界観が独特で普通に楽しめた!
リノ(主人公)の声優が草なぎ君てのもいい味出てて良かったね♪
ヴィンス、ウィリーもそれぞれ個性的で見てて面白い
個人的にはリノ、ヴィンスのしゃべり方、セリフが親近感湧いて笑えたね(笑)
血とかゴキ○リがたくさんでて普通にグロいけど楽しめた
見ててスカッとするシーンがあんまりないように感じられたね
しかし映画館で見れて良かった映画だなとは思ったね
全19件を表示