劇場公開日 2017年12月16日

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「初めてもう1回劇場で観たいと思った作品でした」花筐 HANAGATAMI mochaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0初めてもう1回劇場で観たいと思った作品でした

2017年12月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

大林監督の作品を初めて観た、映画ド素人ですがご参考になればと感想を記載致します。
古里映画というサブタイトルに寅さん的なほんわか映画と思って観てしまったら、びっくり仰天の超大作でした。生まれて初めてもう1回劇場で観たいと思いました。
純文学の演劇をハイスペックなCGとアートによって作り上げられた【映画】という舞台で演じられているような感じでした。
「映画ってこんなに綺麗なんだあ」と目からうろこでした。どこかの映画祭で美術賞は必ず受賞されると思いました。
また、目まぐるしく展開する映像に引き込まれ、集中して観てしまったせいか、2時間49分があっという間に感じました。この美しいアートな作品は劇場(大きいなスクーン)での鑑賞をお勧めします。分かりやすく言うと「プロジェクションマッピング」は実物(大きなスクリーン)を観たいのと同様です。
内容が難しいと言う方もありますが、私と一緒に観た友達は、大興奮の大満足で、私は感涙でした。
この映画を楽しんだ私が考えた鑑賞ポイントを優先順に記しました。お役に立てば何よりですが
①戦争中に中高生だった貴方のお父さん、お爺さんまたは曾祖父の青春期のお話
②大林監督の美しい映像アート
③メインキャスト以外(セリフの無い方は全て)は唐津市のボランティアの方
④クラクイン直前に癌告知を受けた大林監督が、治療しながら命懸けで撮影製作された作品
⑤実は長塚圭史さんと常盤貴子さんご夫婦になってからの初共演だった。

mocha