劇場公開日 2018年1月26日

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「こういうことがありまして、酷いですよねー、というお話。」デトロイト お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0こういうことがありまして、酷いですよねー、というお話。

2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

感想は、この↑表題に尽きるわけですが……。

記憶に新しいロサンゼルス暴動にしても、最近のアメリカで相次ぐ暴動にしても、そして、この映画の1967年のデトロイト暴動にしても、まったく同じ構図です。

実際にあった事件をもとに再構成しましたというドラマなのですが、斬新でユニークな視点なり切り口なりが一つでもあれば、観に行って良かったと思えるのでしょうけど、それが一つもなし。

よくある典型的な白人警官によるアフロ系への人種差別事件。
そして白人だけの陪審が警官無罪の評決を下すという、アメリカ人にとっては、耳タコならぬ目にタコ状態のお話だと思います。

被害に遭われた人たちは、かわいそうなのですが、だから何。って感じでした。

一つだけ評価できる点を上げるとすると、このような歴史の積み重ねを経て、人種差別を取り除くための努力が1960年代に行われたこと。

そのお蔭で、私たち現代を生きる日本人がアメリカに旅行に行っても、もう激烈で明白な差別に悩まされることも少なくなったこと。

これは、差別され反発してきたアフリカ系アメリカ人たちの血の努力のお蔭であるわけです。

その点だけは、心に留めておいても良いと再確認できたという点ぐらいでしょうか。

しかし、その努力は、先人が行ってきたものであり、この映画のお蔭では、ありません。

この手の映画に悪い評価を付けると、あらぬレッテルを貼られ兼ねないのですが、どう考えても大甘で星3点が限度かな、という感じでした。

お水汲み当番