犬猿のレビュー・感想・評価
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人の心に巣喰う、嫉妬という不治の病い
二組の兄弟と姉妹。四者四様。自分にあり相手にないものを喜ぶよりも、自分になく相手にあるものをうらやみ、妬み。
心当たりがあるから、笑えない。
これを観てなにも感じない人は、よほど幸せか、お気楽な人生なのだろう。
刺さる
姉妹はずっと近くにいるから、ちょっと憎しみあうところもあるし、それでも互いに大事に思ったりすると思うんだよね。兄弟もおんなじ。
それで兄弟と姉妹を登場させて、恋愛からめて、うまく描いてんのね。
笑いが起こるシーンも多いんだけど、気持ちが入ってたからなのか「いや、痛すぎて、笑えない」ってことが多かったな。
キャラクターがしっかり描かれてるから、観てて面白いの。でも、それだけと言えば、それだけかもなあ。
兄弟あるあるの誇張
誇張というと言葉が悪いですが、、、
所謂、兄弟姉妹が居るなら誰しもが感じる羨ましさ、妬ましさが見事に表現されていました
人間誰しも悪の部分、闇の部分を抱えながら抑えながら生きている
大げさな表現はありますが、共感できる部分もとても多いです
どれだけ嫌いでも憎くても兄弟姉妹の縁は切れない本当に嫌いにはなれない
何だかんだ必要だと思ってしまう
切っても切れない関係の話
大嫌いだけどでもちゃんと好きで、理解できないけどでもほんとはわかってる。そんな、兄弟という関係だけを切り取った、とても狭い世界の話。
側にいれば苛々するし、相手が自分にないものを持っていれば憎悪さえする。逆に自分より劣っているところを見つければ、そこを必死で見せびらかす。兄弟だからこそ容赦なく傷つけ合うし、だけど本当に失うかもしれないとなると、それは絶対に嫌だ。
どこまでも、「同性の兄弟」だけを描いた、真っ直ぐな作品だった。
刺さる人には、刺さるはず。
なんやかんや言っても兄弟やな
子供の頃あんなに仲良かったんやけど
大人になるとどうもね。
真面目な弟に、いい加減な兄貴
賢くて働き者だけど器量の悪い姉
バカだけど可愛くてオッパイ大きな妹
そんな姉妹、兄弟が繰り広げる日々
面白おかしく見せてくれました。
窪田正孝💋
兄弟姉妹の関係
なんかわかるー😂
すごいよかったです!
でも、こんなお兄ちゃん正直要らんって思った
ニッチェの人がめちゃいい感じで
面白過ぎた🤣
窪田正孝さんの役があってるっていうか
イメージにぴったりって感じで
また好きになりました😍
近いからこそ愛しくて憎らしい!
近いからこそ愛しいし憎らしい!兄弟姉妹ってそういうものだよねと改めて痛感。
簡単には切って切れない兄弟姉妹の愛憎を笑いと涙で見せてもらいました。
配役もピタリとハマっていて、とくに江上さんお見事だったと思います。
さくっと楽しめる良い映画でした。
腹に一物あって当然
本気で消えて欲しいと憎く思えど、本当に消えられるのは耐え難い。
私に兄弟はいないけど、親などに対して抱く嫉妬や嫌悪の感情と愛情を刺されたような気持ちになり、笑って泣きながら辛くしんどくもあった。
小競り合いを繰り返しながら生活する兄弟と姉妹がコミカルで笑ってしまうけど、一人一人を見ていくとそれぞれ言い分や頭悩ませることがあって。
私は由利亜に自己投影と感情移入しがちだったけど、真子の気持ちも理解できる。
ただそれは所詮傍観者だからであって、いざ自分の身になってみると酷く苦しくてたまらないよな…
なんとなく予想通りとはいえ、救急車のシーンは心揺さぶられてどうしようもなかった。
泣き喚きながら吐き出す後悔と懺悔と情の言葉が沁みる。
ただ、一度すべて吐き出してリセットしたとはいえ一筋縄じゃいかないのでまたすぐ始まる小競り合いに笑って終わる。
そりゃそうだけど、これからはもしかしたら今までとは何か違ってくるかもと思える良い終わり方だった。
ゆるいけどテンポは良く飽きずにずっと観ていたいと思えた。
急に時が流れたり展開したり、敢えてスクリーンに映さないシーンがあることで、内の見えない人間の心を表現されているように思えた。
大なり小なり家族ってこういうもんだよねと再確認できる、まさに愛憎溢れる面白い人間劇だった。
かなり好きな映画でした。
わかる。わかるわ〜。憎ったらしいよねぇ。ぜんぜん真逆の兄弟、姉妹。心から嫌いとかでは決してないのだけど、やっかみ合いたい気持ちわかる。いろんな意味で終始楽しみながら観れました。退屈するシーンは殆どなかった。新井さん、ニッチェ江上さんが、特にハマり役過ぎて、笑えた。クスッとなる場面が随所にあり、とても好きな映画でした。
たかがきょうだい、されどきょうだい
二組の凸凹兄弟・凸凹姉妹の交遊が巻き起こす騒動を描く。兄弟姉妹と言っても、性格は違うし、見栄えも違う。得手・不得手もある。全くの赤の他人だったら、親も違うし育ちも違うから、どんなに凄い奴がいても嫉妬はするが我慢はできる。しかし、兄弟姉妹だとそんな言い訳も通じないので、自分よりも出来る兄弟姉妹が居たら、それはとんでもないライバルになってしまう。それにしてもなかなか凄まじい喧嘩でしたね。特にお兄ちゃんのハチャメチャが作品を盛り上げてくれました。兄弟姉妹のいる方は、そうそう!と"こっそり"頷き、一人っ子の方は、なるほど!と膝を打つこと請け合いの好作品でした。
何かオチがあれば
兄貴が気持ちいいくらい粗暴で弟が気の毒だったw
姉妹の方もギクシャクしつつも、家族だから一緒にいられるって感じに親近感が湧いて楽しめた。
豚鼻笑いシーンの悪意がウケたw
衝撃のラストを勝手に期待してたのでちょっと肩透かし。
分かる……あるある! オンパレード
どのキャラクターも、良いとこもありゃ、悪いとこある
人間臭さをうまーーーく描いてます。
普段は苛立ってしょうがないところばっかりの姉・兄も、自分以外が悪く言うのは許せなかったり
あんな奴の世話にはならねー! と、思っていても、「ちょっとくらい良いか」と都合良い時だけ甘えてしまったり
死んでしまえばいいのに! と、思っていても、いざそうなったら? と思うととてつもなく悲しかったり
良い意味でも悪い意味でも、血の繋がり・縁は切っても切れず
そんな、分かる、あるあるが満載です。
オチも良かった!
秀作だと思います
そばにいると疎ましいのに、いなくなると大切さに気づく。
でも、また日常生活に戻ると反発する日々に戻る。
どこにでもあるような人間関係がテンポ良く進行していくので、久しぶりに間延びを感じることなく映画に集中できました。
4人の主役は、みなさん優劣付けがたいほど演技が安定していましたが、だからこそ役者ではない江上さんの演技のうまさに驚きました。
この映画は、構成から配役まですべて素晴らしかったですし、タイトルの「犬猿」は副題が「血縁」なのかと退席の際に思わせられた後味の良い映画でした。
タイトルに嘘偽りはないが
吉田監督の過去の作品が面白いと思っていて、いつも身近な題材を上手く切り取る印象だったが、今作は逆に狭い世界の話だなあと閉鎖感を感じてしまった
兄弟の比較的まともな弟の視点からの話と、姉妹の異常な姉の視点からの話という組み合わせの妙も?功を奏してるのかが謎
序盤で恋愛という形で2組の兄弟姉妹が交わってしまったのでそこからストーリー世界が狭くなってしまった印象が強い
所々、嫌な気分になる描写(ブスにブスと言ったまま救いが無い)とか筧美和子のトイレでパンティ下ろしてとか、着エロ動画?とか
もうちょっと違う魅力を引き出して欲しかった
唯一、筧美和子の役だけが魅力が物足りない。
セリフにもあったように「顔が可愛いだけのバカ」でしかないように見えてしまった
でも「さんかく」とかで鳥肌が立ったクチなので次作に期待
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