劇場公開日 2018年5月25日

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「散漫が残念 瑛太は好演」友罪 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5散漫が残念 瑛太は好演

2019年8月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

難しい

期待値低い自分には楽しめました。

何と言っても圧巻の瑛太。
その佇まいとセリフは、後天的な人格障害というより、先天的な知的障がいを思わせる演技力は、毎度涙腺が緩みます。ホントにスゴイ!

生田斗真も好きな役者ですが、
完全に瑛太に喰われてました。

ストーリーは、冒頭から複数の話が走る予感をさせておいて、別の話は佐藤浩市の件だけなので、その話自体は悪くはないが寧ろ要らないかもしれない。

「犯罪者は幸せになっちゃいけないのか?」

それが一大テーマで、佐藤は贖罪こそ被害者の為と頑なに自分を顧みないが、本筋がボヤける。

生田と瑛太の話を筋に、夏帆と富田靖子の話を絡めて、瑛太のアップで一人語りを長回し、とかやって欲しかったかな。
夏帆のエピソードも盛り過ぎ。
山本美月も演技がノイズ。生田に殴られた上司とかが生田を追っかけて来て欲しい。その方が説得力ある。

演者とか多方面に忖度するより、良い作品を作る事で演者を選んで欲しいと少し残念ではありますが、瑛太観るだけでも価値ある作品です。

クリストフ