ジグソウ ソウ・レガシーのレビュー・感想・評価
全28件中、1~20件目を表示
見事に大輪の花を咲かせました。
「ソウ」は一作目以来の鑑賞。一作目はかなり期待して当時劇場鑑賞したが期待外れだった。最後のあの落ちはさすがにないよ。真犯人はどんなに我慢強いんだよ。その後、シリーズ化されたがまったく興味がわかなかった。
本作は実はラストの顔面開花シーンをYouTubeで見てしまい、逆に気になって鑑賞してみた。
過去と現在を並列的に見せて観客を欺く手法は斬新とまではいかないけどこの手のホラー映画ではよくできてたほう。
でも悪徳警部がいきなり主人公の解剖医とその助手に嫌疑をかける流れが少々無理があるのと、やはり悪徳警部の悪辣さは説明台詞ではなく実際に観客に見せて、こいつには制裁を加えねばならないと観客に思わせないと最後のシーンにカタルシスが生まれない。実際、鑑賞中あの警部に怒りがわいてこなかったし。でも警部さん、見事な開花でした。
上映時間が短くてコンパクトだったのも良かった。配信で気軽に見るには最適。
一目で嫌だとなる装置
登場する装置の全てが、どの様なものなのかはわからないが、一度外形を見ただけで絶対に触れたくない異様な気質を放っている。
最後の展開は予想もしてない事で騙されたが、呆気なく終わったのは勿体ない。
ほんの少しでもストーリーが面白ければ良作。
面白い
自宅PS4にて、amazon prime videoで鑑賞しました。
個人的には、思っていたよりも面白い作品だったと思います。今作を鑑賞し終えた事で、スパイラル以外はシリーズ作品を終えたことになりますが、今作は1作目2作目に次ぐ面白さだと感じました。
ジョンが出てきた時は、どういうことだ?と思いましたが、『SAW2』のように時間差での演出だったことが終盤で判明しました。驚きましたね。(『SAW2』は作品中の登場人物をジョンが騙していたのに対し、今作は制作側が観客側を騙していたような構図でしたかね。)
SAWシリーズの中ではあまりグロくなく(あくまでSAWシリーズの中では、です)、最後のネタバラシ的な演出も、1作目2作目のSAWらしい面白さがあり、かなり好きな作品です。
目の部分をくり抜いたバケツって・・・ナポレオンズですか?
気絶させられ、バケツを被らされた5人。誰かがナポレオンズのマネをしてくれたら笑えたのですが、1分のタイマーがカウントダウンし始め、じわじわと鎖で引っ張られて、電動のこぎりのある壁に吸い寄せられるように引きずられるのでそんな余裕はありません。カセットテープの「血を流せ」というキーワードを思い出したアナは腕をちょっと切らせるとバケツが外れる。他も同じように肉体の一部から出血させると命が助かった。ただ、1人は気絶したまま引きずられて、背中をグサグサと斬られてしまった・・・さて彼は一体どうなったのか。
しかし、第2の部屋が待っていた。そこには3本の注射が置かれ、そのまま鎖は天井から吊られている様子で、このままでは首を吊ってしまうことになる。さぁ大変!といった具合にジグソウによる処刑が待っていた。“confess”と書かれたメモ。自分の犯した罪を告白するんだと、残された4人はそれぞれに告白するものの核心には至らず、ライアン(ポール・ブラウンシュタイン)が3本の注射を一人の女性に刺してしまう。強烈ななんちゃら酸が入っていたため、女性は即死。ライアンは逃げ道を探すが、床が抜けてしまい、足がワイヤーに絡みつくのだった。
こうやって次々とジグソウの罠に落ちていく5人だったが、一方ではエドガーという男が警察に囲まれ、起爆装置みたいなヤツを持っていたので、射殺されてしまうというシーン(意識不明の重傷ですんだ)。そしてジグソウの処刑に遭ったと思われる遺体が次々と発見され、司法解剖に回されるのだ。担当するのはローガン医師(マット・パスモア)と助手のエレノア(ハンナ・エミリー・アンダーソン)。遺体からはジグソウの肉声が録音されたメモリースティックが次々と見つかる。ジグソウは10年前に死んだはずでは!?
5人が処刑されていくシーンと刑事たちと解剖医の奮闘ぶりが交互に描かれていて、順番からいっても処刑と遺体が符号するため、ちょっとの時間差で描いている『ソウ2』のパターンだなと観客を罠に陥れる。さらに、ジグソウの死体を確認しようと墓を掘り起こした捜査陣であったが、棺桶の中にはエドガーの死体が発見されるのだ。なぜだ!順番抜かしだろ!と感じたのもつかの間、エドガーの胸に向けて銃を放ったのは誰なんだと、ローガンが胸から弾丸を取り出し、「ハロラン刑事(カラム・キース・レニー)が撃ったんだ」という結論に達する。
エレノア、ハロランがジグソウの後継者じゃないかと疑われ、しかも処刑室にはジグソウ=ジョン・クレイマー(トビン・ベル)が登場するというサプライズ。謎を突き付けられるというよりは、唖然とさせられ、観客は置いてけぼりにされる状況に陥ります。「実は犯人はボクでした~」といったソウシリーズお馴染みのラストの展開はあるものの、ビックリさせられるほどではない。しかも、後継者が確定してしまうと、また似たようなシリーズを見なければならないのかと苦痛にも感じるのです。ライアンがどうなったのかも気になるところだし、ホラー界のマルチ商法はまだまだ健在だと感じました。
【2017年11月映画館にて】
ゲームをやらされてるのはまさかの○○?!
シリーズのファンとしては新作完成は嬉しかった! 「『~ザ・ファイナル』で終わったんじゃないの?」と思いつつも、観れるのは嬉しい(笑) まさかの10年前のゲームの話という驚きでビックリさせてくれましたが、少し物足りないこともありました。ゴードン医師も出てこないし、他の後継者の話なので、何と言えばいいか『ソウ』の世界が横に?広がっただけで、『~ザ・ファイナル』から先の話を描いてくれないのが少し残念でした。あと最後に扉を閉める時のセリフは「ゲームオーバー」じゃないとダメですよね・・僕だけかな(笑)
良くも悪くもソウシリーズ
映画「ソウ」を観たのは大学3年生の夏だったと記憶しています。それまで数々のホラー映画を観てきましたが、スプラッタ映画に対してまだ抵抗感があった時期でした。
有名だからとりあえず…。といった気持ちで観て、観終わった後に「なんて映画なんだ」と感動したのを覚えています。緻密に練られたストーリーと最後の数分で全ての伏線を回収するラストシーンの衝撃は他のどの映画よりも優れていたように思います。
そこから1週間かけて全作品を鑑賞。後半になるに連れてサスペンスよりもスプラッタとしての特徴が大きくなりすぎた感は否めませんが、それでも大好きなシリーズであることに代わりはありません。
そんなこんなで満を持して鑑賞した本作。
内容としては定番のグロテスクな演出、上手に張られた伏線、巧みな時間軸の操作は歴代の良いところを揃えたようです非常に見応えがありました。
しかし、ジョン本人を登場させたことによって多くのファンは「これはソウ2と同じ展開だな」と容易に想像できたのではないでしょうか。
シリーズを通して失われつつあったサスペンス映画としての「考えるソウ」を復活させた点は非常に評価できる一方、演出の仕方に目新しいものは無く、あくまで「懐かしさ」を感じさせる作品に留まりました。
ハズレではないですが、ソウに求めたかった斬新なストーリーは無い。そういう意味で「良くも悪くもソウシリーズ」というのが本作に対する私の感想です。
普通に面白い
多分、ソウのシリーズはどんな出来でも肯定派否定派が出ると思うけど、この作品は僕にとってとても楽しめた作品!
ジョンが出てくる事で、少しオ!となり最後のショットガンでオー!となり、レーザーカットしたのに立ち上がり、オー!!となり!
ソウとなると、深読みし過ぎて見てしまうから、最初のチェーンの巻き取り刃物でチョキチョキシーンで残酷シーンを売りにしてるのに、え?なんで?怪しい……となりやっぱり感はあり、死体が早く出てきすぎるから、ん?2と一緒のパターンか?とか考えてしまいましたが、そうシリーズ後半(4辺りから)のグダグダより、抜群にいいと思いましたよ!
ただやっぱり、1、2が好き!その次ぐらいかな!3以降はあまり印象にないので!
Sawシリーズファンとしてはガッカリ
うーん、ネタギレかなと。
どんでん返しを見るに脚本は練られているけど、これしかないよねというオチで読めてしまう。
雰囲気も一新されてるのもファンとしては複雑。
グロさは、最近の中ではなかなかグロいのは良かった。
ただね、ファンサービスとしてジョンクレイマー出てるのは嬉しいけど、赤ちゃんへのストレスで赤ちゃんを殺してしまう母親に対しては、ジョンクレイマーは見てみぬふりした訳だよね?それは罪なんでないの?正直、これに関してはジョンクレイマーにイライラ、、、何、自分は関係ない顔してんねん!
ジョンクレイマーのイメージが本当に崩れ去った。スタッフ一同ははここをおかしいと思わなかったのだろうか?
ファンとしては、シリーズ復活は嬉しいがこれじゃな、、、ってか、批評的にもあまりだったみたいだったし、続編はないだろうな、、、
1の衝撃はすごかったな
今回見て改めて1の衝撃は凄まじくみんなあれと比べて毎回見てますよね。私もその一人。今回は後半のあの人が出てきてあれっなんでが1番の衝撃でしょう。手の込み具合が雑なのも納得させる説明(笑)怖さとかはあまり無い分こちらの衝撃で評価。
物足りないけど
正直ソウは5作目~位から飽きちゃったけど復活したので見てみた。
ちょっと期待しすぎた?かな。
ソウに慣れちゃったのか、物足りなさあり。
でも色々懐かしかったし彼が出てきた時は嬉しかった。
ソウを全く知らない人と見たけど結構真剣に見てたので、はじめてでも楽しめるんじゃないかと思った。
ただやっぱりゲームオーバー言ってほしかったな!
まぁ…まぁ
これまで2以降の強引に作られた続編に比べれば最後まで見れましたが、でもこれは後から犯人を決めた感じがしましたね。ちょっと強引すぎるというか…後付け感がハンパない。
誰にも気付かれずに一人でジグソウの墓を掘り返して死体を入れ替えたり出来るんでしょうか…。ゲームに関しても穀物で埋められて窒息死(単純な仕掛け)かと思うと途中から刃物が落ちてくるなんて幼稚な設定になったり、バイクの仕掛けなんて仕組みがどうなってんのかも分からないまま死んじゃいましたし、そもそも足切られたらあまりの痛さに気絶すると思うのですが、様々な点においてもう一捻り欲しかったです。
あと誰が仕掛け人か分からなくするためのジグソウマニアの女性というキャラ設定もちょっと無理があるような気が…
唯一の救いは、トビン・ベルの圧倒的な存在感で緊張感が増したことくらいかな。
懐かしい
初めて1を観た時はあまりの衝撃に夜の一人歩きが怖くなったものですが、徐々に慣れ、グロ重視の展開に食傷気味になり記憶から遠ざかっていたSAW。
今回はグロ控えめの綺麗なSAWという感じでした。
なんか引っかかるな、という点に目を瞑ってしまえば、ラストのネタバレタイムはとても爽快。
残酷なゲームの中には救いが隠されていたのに、それに気づけなかった絶望なんかは、あーそうそう、これこれ!ってなりました。笑
けど、折角レガシーというなら、ラストはgame overで終わって欲しかった。
開花シーンは多分見せ場だったんだろうけど、どうせ綺麗なSAWならいっそ端折って、相手が生きている間にgame over宣言して扉バターン!して欲しかった……と思うのは、1が好きだからなのかな。
でも面白かったです。
なんかスタイリッシュで。
SAWにスタイリッシュって褒め言葉になってるのか分からないけど。笑
グロいだけがソウじゃない
1作目から大ファンのソウシリーズ。
他の書かれている方の言う通り、後継者にゲームが移行してから勢いが失速気味に感じたのは否めないがそれでも廃れたバスルームから舞台が一気に広がり、ジグソウの犯行が世間に明るみになるまでの謎とスピード感、なによりも鬼気迫る音楽が心地よかった。
そんな前シリーズに比べ、器具はお粗末グロくない上にお笑い要素、音楽と参加者が置かれてる状況がかけ離れいまいち焦りや体感もせず…と酷評する人の気持ちも分からなくない。分からなくないがしかし!
ジョンの登場で自分も含め客席から「エー?!!」と驚きの声の嵐…!その後もざわめきどよめきが止まらずラストの時系列発言で唖然としたと同時に、それまでの萎えた気持ちも気分よく払拭。
なるほど…首吊り機に穀物地獄(そんなに焦る?^_^;)に刃物投げ入れ、解毒剤ロシアンルーレット…うん!
ゲーム自体は1作目の前の話だもの、ソウはここからはじまるの、お粗末でもしゃーないしゃーない!
むしろあそこスタートからのジョンの成長を考えて胸が熱くなったほど。
玄人へはファンサービス、初見さんにはいらっしゃいといった作風だった。
余談だがジョンの言う「人は自分の利益を優先する」
ジョンの登場で感極まり普通に考えれば分かりそうなものなのにジョンなら生きてておかしくない!
3の死体はニセモノで癌もゴードンの助けであれやこれや…見事に落とされた。
ファンが願い自分たちの都合の良い解釈をすることを想定したメタ表現に感じるのは深読みすぎだろうか?これだからソウは面白い。
グロい
ソウシリーズは初見です。なので途中でお爺ちゃんが出てきても、誰って感じでしたが、きっとあの人が有名なジグソウなんでしょう。あの世界ではレスター博士みたいに恐れられてる。話は殺人ピタゴラスイッチみたいで、殺人マシンが動く、ぎゃーっ!1人死んで次のマシンへって感じで、テンポよく人が死んでいきます。この辺は楽しいです。ちょっと私にはグロい部分が多かったですが、殺人マシンが多彩で見てて楽しくもありました。犯人を捜索する推理パートはハラハラが全然無いので、殺人と推理で緩急付いてました。
グロ描写
グロ描写は良かった。顔なし君はキモくて怖くて最高だ。
ただ、話はもうメチャクチャで、そりゃ無理だろ!ってことだらけ。まあ、そこは引っかかるような作品じゃないけどさ。むしろ笑いどころか。
Make your choice
シリーズ全部まとめて繰り返し観て入念に予習してきた作品。
第一作目の公開当時はまだ小学生で、TSUTAYAに並んだDVDのジャケットを見て「怖そうだな」と思っていたのが感慨深い。
ゲームの内容としては、仕掛けが大きく見た目が派手で凝っていて楽しいんだけど、痛さが全然足りなかった。
酸で溶けたり綺麗にスライスされた頭部がパカーするのとかは好きだからちゃんと観せてくれて嬉しいけど。
絶命するまでの過程の苦しみや精神的苦痛があまり感じられないのは今までの作品にも結構あったけど、やはりせっかく映画館のスクリーンで観るのにそこをじっくり味わえないのは残念だった。
「冷静になってみれば簡単に助かったのに」という絶望が感じられたのは良かった。
それにしても複数の人間がデスゲームにハマる際のヒステリックな女とカッとしやすい筋肉バカキャラはどうしても必要なのかな…
犯人探しのサスペンスとしても楽しかった。
予想はつくけど、ローガンの最後のどんでん返しが面白い。
あとから色々思い返して細かい伏線をたどる楽しみもあって良かった。
でもゴードン医師は何をしているんだ?ファイナルであんなにかっこよく「Game over」していたのに。
動機の薄さは当たり前、装置やらなんやらに細かい突っ込みを入れてるとキリが無いので何も考えず目の前のゲームを楽しむ姿勢で観ていたのでわりと期待通りで満足。
あの大きな装置を頑張ってセッティングする裏の姿を想像するたびに健気で笑えてしまうな…
ジョン・クレイマーの見た目と淡々とした言動のインパクトは相当なもので、後継者達の人間ぽさがいつも気になってしまうんだけどね。
次作もあるだろうから楽しみに待っている。
全28件中、1~20件目を表示