劇場公開日 2018年4月14日

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「タイトルの真の意味に感嘆。ヒロインの孤独な苦悩と葛藤。」女は二度決断する 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5タイトルの真の意味に感嘆。ヒロインの孤独な苦悩と葛藤。

2018年5月11日
PCから投稿

悲しい

単純

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:最愛の家族を奪われた主人公の、失意・絶望・怒りといった感情が赤裸々に描かれ、そのやり場のない哀しみが胸を打つ。衝撃的なラストにも目を奪われる。
否:ストーリーは終始淡々と進むので、興味を惹かれないと眠くなってしまうこと必至。

 理不尽な事件で最愛の夫と息子を奪われ、しかも捕まった犯人が法廷で否認を続け、次第に形勢が不利になっていってしまうという不条理。主人公の動揺と葛藤そして苦悩を、ダイアン・クルーガーが迫真の演技で表現していく様に、思わず圧倒されてしまいます。
 ただ展開そのものは、ストーリーを淡々となぞっていく雰囲気で進むので、観ていて退屈してしまうかも知れません。特段突拍子もないことが起こるわけでもないので、眠くなってしまう可能性もあります。
 しかし、そんな物語の最大の見せ場は、その衝撃のラスト。そこに含まれたタイトルの本当の意味に、思わずうなってしまいます。あまり言うとネタバレになってしまいますので、詳しくは是非実際にご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド