劇場公開日 2018年4月27日

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「【”あの頃私達は皆、独りぼっちだった。けれど、私達の世界を変えたのは、自由奔放だが無垢なる正義感溢れる男だった。”今、これだけの若手俳優を揃えるのは無理だよね!っていう位の豪華キャスト作品である。】」となりの怪物くん NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”あの頃私達は皆、独りぼっちだった。けれど、私達の世界を変えたのは、自由奔放だが無垢なる正義感溢れる男だった。”今、これだけの若手俳優を揃えるのは無理だよね!っていう位の豪華キャスト作品である。】

2023年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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ー 今作のフライヤーが手元に在るのだが、何故に私は今作を観なかったのかな。ー

■土屋太鳳と菅田将暉共演によるラブコメディ。
 孤独な冷血勉強一筋女子(土屋太鳳)と問題児だが純真無垢なる心と人並み外れた頭脳を持つ”怪物くん”吉田春(菅田将暉)が互いの人柄に触れて心を開いていく過程や、不器用ながらも仲間たちと絆を深めていく姿に胸が沁みる作品。

◆感想

・今作は今から5年前の作品であるが、若手俳優陣の豪華さに驚く。流石、月川翔監督である。
 何しろ、W主演の土屋太鳳と菅田将暉さんは言うに及ばず、池田エライザさんの今作後のキャラとは違う自己肯定感の低い女子高生役は新鮮である。
 更に言えば、今や邦画若手女優のトップを堂々と張るポジションにまで上り詰めた浜辺美波さんは、眼鏡を掛けた級長を控えめに演じているし、春の屈託した兄、雄山を古川雄輝が見事に演じている。
 更に更に言えば、学園トップの土屋太鳳演じる水谷雫をライバルしつつ、彼女に恋する山口賢二を山田裕貴が演じているのである。吃驚である。

■今、これだけの俳優を揃えるのは無理だよね!っていう位の豪華キャストである。(個人的に好きな佐野岳には、頑張って欲しいね!「また、必ず会おう」はとても好きな作品である。)

◆感想

・破天荒だが、正義感溢れる”怪物くん”と呼ばれる吉田春を演じる菅田将暉の演技は、流石の一言である。

・真面目な勉強一筋な水谷雫を演じた土屋太鳳さんが、前半は笑顔一つ見せずに孤独に過ごしているが、吉田春に触れ、彼の率直で自由な姿に惹かれて行く様も宜しい。
ー 彼と出会って、彼女は徐々に笑顔が出てくるのである。ー

・吉田春と兄の優山(古川雄輝)の関係性なども、見所である。
ー 愚かしき政治家の父親(佐野史郎)が、雄山の誕生日会なのに、自分の後継者は春だとスピーチで言う言葉に対し、春が取った態度。-

<私も、少女漫画の実写化を軽んじていた時期があるが、人気少女漫画だから骨格はしっかりしているし、面白いんだよね。
 舐めちゃイケナイ、少女漫画の実写化が成功している作品である。
 重ねて書くが、今この布陣で映画を製作するのは不可能であろう。
 それだけ豪華なキャスティングなのである。
 あとは、今作後にご結婚された方がお二人いらっしゃる。
 幸せなご家庭を築かれることを祈念いたします。
 - 親戚の叔父さんみたい・・。->

NOBU