劇場公開日 2018年1月26日

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「ある意味理想的な生き方」ロング,ロングバケーション 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ある意味理想的な生き方

2018年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

シチュエーションを冷静に考えると
かなり、深刻なのだけど
確かに余命が限られているのなら病院で寝ているより
したいことがしたいかもしれない。
ましてや認知症のご主人を残して入院なんて〜〜

そんな人生の終末期に来てさえ、
美しい思い出の合間にひょっこり顔を出す人間の裏側〜〜
人生って意地悪だったり、あまのじゃくだったりするね〜〜

鑑賞日が映画の日だったので昼間ですが男性客も多かったですわ。
人生の終末期に奥さんに大事にして貰いたければ
日頃から奥さんを大事にしてくださいね。

で、月に10本程映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

ここ数年のヘレン・ミレンの作品がどれも当たりだったので
本作も鑑賞予定に早々と入れました。
上品で好奇心もあって行動的な素敵な学者夫人を
丁寧に演じてて、流石だなぁ〜〜
ドナルド・サザーランドも、いわゆる「まだら◯け」と言うのか
はっきりしているときはとても知的なヘミングウェイの研究者なのに
症状が出てるときは完全に子供と化してしまう。
それでも最後は愛する夫に戻って、ここは泣けました〜〜。

あれがあったから、
妻として最後の最後に決心が付いたのかもしれない。

ある意味理想的な生き方〜〜
ちょっと、うらやましく思えました。

★もう一度観るなら?「有料配信などでじっくり」

星のナターシャ