劇場公開日 2017年11月23日

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「【7歳の天才数学少女を演じたマッケナ・グレイスの可愛らしさと涙に一発でノックアウトされた作品】」gifted ギフテッド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【7歳の天才数学少女を演じたマッケナ・グレイスの可愛らしさと涙に一発でノックアウトされた作品】

2019年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

 7歳のメアリー(マッケナ・グレイス)が小学校に初めて登校する朝、叔父のフランク(クリス・エヴァンス)が心配そうに声を掛ける”子供らしくしなさい”という言葉に、”?”となるが、その疑問はメアリーが学校で見せる驚異的な数学の能力を見て氷解する。

 何故、メアリーには両親がおらず、叔父と暮らしているのか?

 突然現れた顔も知らない”おばあちゃん”イブリン(リンゼイ・ダンカン)の目的は何か?

 全てを知っている隣人ロバータおばさん(オクタヴィア・スペンサー)が優しい。

 フランクは大学教授への道を捨てて、ボートの修理工になりメアリーを男手一つで育てている。(理由は映画を観れば分かる)

 メアリーの担任ボニー(ジェニー・スレード)もメアリーの能力に驚きながらも優しく接する。

 ミレニアム問題のナビエ-ストークス方程式を効果的に物語に絡ませたり、フランクがボニーに赤ちゃんの誕生する姿を見せる印象的な場面。

<出てくる人物が全て善人であり、最後は登場人物全てに未来がある事を示す物語構成の素晴らしさと、マーク・ウェブ監督の手腕に脱帽した作品。
 が、矢張り今作の魅力は小さな女優マッケナ・グレイスが愛らしい目で、喜怒哀楽を見事に演じた姿に尽きると思う。>

<2017年11月25日 劇場にて鑑賞>

NOBU