劇場公開日 2017年6月24日

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「この時代の人間は逞しいし明るい」いつまた、君と 何日君再来(ホーリージュンザイライ) minaizuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0この時代の人間は逞しいし明るい

2019年10月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

戦後の日本。貧乏で職を求めて居場所を求めて色々な場所を転々とする朋子(尾野&向井)一家。

まず70年前の日本の情景を上手く再現してて泥だらけになりながらも必死で生きてる姿がまぶしい。尾野真千子と向井理の夫婦二人で会話するシーンが印象的。貧しいのに暗い顔せず、特に尾野真千子が歌を歌って場を明るくしたり、いつも健気で夫や子どもに対する愛情をしっかり言葉で伝えたりする部分に感動した。向井理も男らしいし、一昔前の日本人はこんなに逞しくて素敵だったんだなぁとドキュメント映画を観てる気分になった。

今のスマホな世の中だからこそこんな映画たくさん作ってほしい。すごい考えさせられた。

それと、やっぱり尾野真千子の存在が大きい。生活感出す自然な演技と妻でありお母さん役、涙の演技が安心してみれる。ただもう少しだけ夫婦の心情を詳しく描いてほしかったかな。何回か見たらもう少し感情移入できるのかもしれないが。

minaizu