劇場公開日 2017年7月28日

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「「ざまぁみろ」を地元では「ざまみー」と言います」ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0「ざまぁみろ」を地元では「ざまみー」と言います

2020年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 “ダーク・ユニバース”の企画モノ第一弾!ということで、歴代のモンスター映画をリブートしたシリーズになるようだ。ラッセル・クロウが演じるヘンリー・ジキル博士率いる研究機関“プロディジウム”もこれから活躍するのだろう。早速ハイド氏に変身するところを見せてくれてワクワクしましたよ。

 それにしても、何がいけなかったんだろう?『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』を悪質リメイクしたといった感じに受け取った方も多いのじゃないでしょうか。まずは主人公ニック・モートン(トム・クルーズ)が一夜を過ごしたジェニー・ハルジー(アナベル・ウォーリス)から秘宝の地図を奪った、とセリフだけで説明するエピソード。冒険モノにはありがちな設定だけど、15秒だけ愛を囁いたとか、どうもスッキリしない男女の関係。

 軍に空爆してもらい、偶然に巨大に空いた空洞の中に古代エジプトの遺跡を発見。墓だと思われたその遺跡は何故だか監獄と判明し、ニックも同僚のヴェイル(ジェイク・ジョンソン)も煌く副葬品にしか興味はないのだが、ミイラの入った棺だけをイギリスへと運ぶことになったのだ。しかし、輸送機は女王になれなかったアマネット(ソフィア・ブテラ)の呪いによって墜落の憂き目に遭うのだ。

 美しいがミイラのため体はボロボロのアマネット。鼻は欠けてるし、頬には穴も開いている。生きてる者から生気を吸い取り、アンデッド奴隷として操る。ヴェイルも呪われた上にニックに殺されるが、ニック自身も“セテパイ(選ばれた者)”としてアマネットに操られる・・・といった感じでストーリーが進む。

 映像は良かったけど、主人公に全く感情移入できないストーリー。なんせ呪われてますから、善人である内面が表に出るまで思うように行動しない。短剣もセットである宝玉も簡単に見つかるのでドキドキ感がない。ジキル氏が言う、犠牲になってもらうという言葉にも重みがないのだ。多分、シリーズの序章みたいな扱いなので、登場人物はこんなキャラですよ!と、壮大な予告編を見せられてる印象となってしまいました・・・次回、呪われたニックの大冒険を楽しみに待ってます。

〈2017年7月映画館にて〉

kossy
bionさんのコメント
2020年3月20日

ダーク・ユニバースって後から知ったんですけど、こっちも王女と一緒に封印されたんですね。😭

bion
bionさんのコメント
2020年3月20日

ブラックパンサーに移動しないで何人の人が最後まで見ているんでしょうね。
トムクルーズ主演でここまでガッカリするとは思いませんでした。

bion