ストロングマンのレビュー・感想・評価

吹き替えがなく字幕でしたが、なんかもっと面白おかしくなる展開かと思ったけど、男同士の醜い争いでちょっと残念でした笑。

紹介文が失敗じゃないですかね。
サスペンスとして観れば素晴らしいと思います。

肉体を駆使して最強の男を競うからこそのストロングマンと思いきや日頃の生活習慣に身振り素振りや健康状態など基本的に争う内容が滑稽で笑えるような呆れ返るような中年男たちがくだらな過ぎる。

屈強そうな容姿の割に考えや行動が貧弱というかクルーザー停泊具合も含めて一体全体何がしたいのか？目的がイマイチ解らない。

シュールな雰囲気より何か起こりそうで何も起こらない感じと立派な大人になっても子供と変わらない知能の男だらけで揉めたり争ったり。

それぞれのキャラが際立っているし可笑しな行動や場面に笑みも溢れるが楽しそうな感じはしないし自分が参加していたなら早急に撤退したい！？

想像していた通りの映画だった。
おっさん達の競争を
淡々と眺める映画。
時々起こるシュールなシーンが
何とも言えぬ雰囲気で、
独特な感じが良かった。

得るものは少しあるかも。
苦手な人は苦手な映画かな。

エーゲ海をクルージングする6人のオッサンが暇潰しのゲームで大人気なく衝突し、それをきっかけに誰が一番人間として優れているかを投票仕合い決めようというゲームにはまって行く話。

寝相がどうとか、掃除がどうとか、子供の争いの様な競いあいと否定しあいで苦笑する場面は多々あるけれどそればかり。
下らないけれど振り切らない笑いの繰り返しが長くて飽きてくる。

いいオッサン達がこんなことにということ自体が笑われる事案なんだから、オチが先にある様なものだしもう一捻りは難しいよね。

実に面白そうで期待していたんだけど。鑑賞途中に製作側と自分との面白いと感じる事が全然違う事に気が付きました。

仲間が6人もいれば、おのずと気の合う人、合わない人が出てくるものですが…
物語が進むにつれて明らかになる人間関係も見所でした。
変に仲良しだと思ったら××だったり
実は嫁の××だったり、さらには嫁の×××がいたり！
そうだったの？！ってことは…。
なるほど。だからあんな態度だったのね。(￣ー￣)

相関図を作って最初から見返したくなります。

でも、私の一番のお気に入りは、6人のゲームを見ていてるスタッフ2人の関係性が変化していくところ！
男の魅力は仕事とは別だぜ (*ﾟ▽ﾟ)ﾉ

独特のテンポに、なかなか笑いの距離感が掴めませんでしたが、終盤に大爆笑！！｡ﾟ(ﾟ＾◇＾)ﾟ｡
無駄な漢気と、ツッコミどころ満載な展開がたまらなくツボで、一緒に行った友達に「会場で一番笑ってたかもよ。」と言われるぐらい、爆発笑いをしちゃいました。ぶわはっ！

帰りの道々でも「そう言えば。あそこのあれで、あんなリアクションは無いよなぁww」と、いろんなシーンを思い返しては一人で笑ってしまいました。

見ている最中には、この面白さに気付きませんでしたが、それぞれのメンバーの“リアクション”が秀逸で笑える映画でした。

変なお題で競い合ってる時点で充分子供っぽいくせに、負けたことを素直に悔しがれない…そんな大人の面倒くささが笑えます。
コンプレックスだったり、プライドだったり、嫉妬だったり。
それに気づいた仲間のフォローが、これまた ことごとく不器用で笑える。

そこに複雑な人間関係が絡み合って…。
威厳があると思われていた人の薄っぺらさとか、小者っぷりが露わになったり、拘りは強いけど気の弱い変人に漢気が芽生えたりww

必要以上に辛辣に否定されて、立たされた子供みたいにシュンとなってるオッさんの佇まいにも、思い出し笑い。
ジワリますわ〜( ^ω^ )

試写の後で、ギリシャのエンタメに詳しいGreeceJapan.comの方のトークショーがあり、いろんなお話が聞けたのですが、
ご出演のみなさんは、ギリシャでは知らない人がいない程の俳優さん達で、主役を張るわけではないけども、いろんな映画でお見かけする。いわゆる名脇役タイプの俳優さん達だそうです。
どおりで細かいニュアンス芝居が上手い訳です。

しかし私。。。笑いのツボはわかったけど
結局、誰が優勝して指輪を貰ったのか、わからんかった…。
ダメダメじゃん(^◇^;)

すんません。やっぱ、もっかい観ます（笑）

すみません、なんというか…私にとっては退屈なだけの映画でした。ギリシャ映画という事ですが、ギリシャ語わかりませんし、ギリシャ文化や社会も知りません。ですので「笑いの間」が理解出来ませんでした。劇場で笑っている方もいましたがスゴイ理解力ですね。たぶん「水曜どうでしょう」なんかも字幕にして外国で上映しても外人にとっては退屈に映るのかなあ…と思いました。

中年男性6名のうち誰がストロングマン（最高の男性）かを競うストーリーなのですが、これがバカバカしくて、ギョギョギョで、観ながら結構笑ってしまいました。
（ちなみに隣りの席の男性は微笑程度）

ストロングマンを選ぶに当たっての減点・加点方法が楽しく、後半になるにつれ面白さが増す映画でした。

アカデミー賞外国語映画賞ギリシャ代表作品とは「お国柄なのかな」と思ってしまいました。