劇場公開日 2017年9月22日

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「自分自身を大肯定」スイス・アーミー・マン せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0自分自身を大肯定

2020年10月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

無人島で自殺しようとしたら波打ち際に打ち上げられているおならをずっとしてる死体を発見したハンクとその死体メニーの友情&ラブストーリー。
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ハリポタのダニエル・ラドクリフが死体役なんだが、この撮影ほぼ本人がやってるらしい。あの片目が半目だけ空いてるおかしな顔をずっとキープしてるのだけでも凄いけど、しっかり死体でしたね。
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この死体が喋ったりするのは、ハンクの心の反映とかハンク自身を写した鏡というところだろう。だから徐々にハンクとメニーのラブストーリーみたいになっていくのは、ハンクが徐々にちゃんと自分のことを認めて好きになっていく話に感じた。
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だから最後メニーが自分ということにして死んだことにもできたけど、それはせずにこのおかしな自分自身を大肯定するハッピーエンドだと私は思ってる(笑).
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最後の波打ち際で色んな人が見てるシーン、皆はぁぁ?みたいな顔してるのが『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』の真実が暴かれるシーンの奥さんの顔と繋がって、面白かった。

せつこん