劇場公開日 2017年11月3日

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ノクターナル・アニマルズのレビュー・感想・評価

全107件中、81~100件目を表示

2.0まあ、普通です。

2017年11月11日
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鑑賞方法:映画館

映画を見るのに監督がデザイナーだから面白くなるわけでもなく、退屈もしないけど割と普通の、わかりやすい多重構造の作品。日本と違って向こうじゃ監督はカメラを覗くことも禁止らしいし。
主役の2人はミスキャストじゃないかな。うまかったけど。他はいい感じでした。
なんか色々考える点はありそうだけどあまり面白くなさそうな気がする。

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マクラビン

3.0始まりから不思議な

2017年11月10日
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鑑賞方法:映画館

始まりから不思議な構成で。
アートのパーティから始まり、現在と過去の出来事と。前夫が送ってきた小説の3つの物語が同時に進行する。
どの画面も美しく。
失ってしまったものの美しさや、理解できない現実の憤りや。
色々あるんだけど、この映画はなにが言いたかったのか。
難解だ。

愛?復讐?
主人公二人の演技は凄い。
若い時は本当に若く、現在と違う。
見え方なのか見せ方なのか。

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emp

2.0合わなかった…

2017年11月10日
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鑑賞方法:映画館

合わなかった…ダメだった…
終始ジェイク・ギレンホールを通じて自分の弱さを突きつけられているようで、不愉快だった…
若くも年相応にも見えるエイミー・アダムスとジェイク・ギレンホールはスゴいなとは思ったけど、ダメだった…

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ぱんちょ

2.5復讐劇

2017年11月10日
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別れた元旦那から小説が届く。現実と小説の世界が同時並行で描かれてゆくストーリー。

元旦那のありったけの愛と憎しみを込めて作られた小説に引き込まれてゆくが、実にヨーロッパ的で、特に目立った復讐劇には発展しない。

例えばその小説が売れ、元旦那が世界的に有名な作家になる、とかなら「弱い」旦那が元妻へ贈る最大の復讐劇になるのだろうが、結末も実に「弱い」のだ。(むしろ一番傷ついたのは、旦那の浮気を悟った時ではなかろうか。)

アダムスとギレンホールの実力派を起用することで安定した作品に仕上がっているが、前作ほどストーリーやカメラワークに美を感じない。

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TOKIES

4.0とても良い映画

2017年11月10日
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鑑賞方法:映画館

エイミー・アダムスの元夫?(元恋人?)と、劇中の小説『ノクターナル・アニマルズ』に出てくる父役は一人二役ですね(ジェイク・ギレンホール)。夜の暗闇に蠢く悪党たち、影で浮気したり子供を堕ろす元妻?(元恋人?)、出張と言いながら不倫旅行に出かける夫…陽の当たる場所では活動しない人たちです。映画(物語)は妙な不安感を持ったまま進行して行きます。なかなか秀逸なサスペンス映画でした。

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stoneage

4.0成熟した大人向きの余韻深い作品

2017年11月9日
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鑑賞方法:映画館

主人公Susanの元に20年近く前に別れた元夫Edwardからいきなり新作のゲラ刷りが送られてくる。作家志望だった彼がまだ小説を書き続けていたこと自体、彼女にとって意外だった筈ですが、彼がその新作で何を彼女に伝えたかったのか、その見方によって印象が全く変わるかも知れない、そんな作品でした。過去の彼女の仕打ちに復讐したかったのか、自分を作家として認めさせたかったのか、はたまた彼女と和解したかったのか.、あるいは... この点は原作にも書かれていないようですので想像の域を出ませんが、彼と別れてからSusanは美術商としてそれなりの成功を収めつつも、公私の蹉跌を経験し、自省に向き合える時機であったことは間違いないでしょう。最後の最後まで謎解きをさせぬまま終わってしまうのですが、観終わった後も暫く座ったまま感慨に耽りたいような、大人の余韻を楽しませてくれる作品でした。

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ホワイトベア

5.0圧巻❗

2017年11月8日
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裸はまーあるでしょう、と構えてたら、冒頭でやってくれます、でも醜いんだけど芸術にみえるから不思議。
そして、思いもよらない小説の中身にもーハラハラ、ドキドキ
今時のサスペンスみてもこれ程緊張しないと思う。
伏線かな?「リベンジ」と書かれた絵画と小説の中の警部の問いかけ?
何度も気持ちを確かめる。ここに元妻に伝えたい思いが?
最後、ときめきながら待つ、そして、裏切られた事を悟る、その表情。
エイミーアダムスってお化粧薄いほうがキレイ。上手く演じ分けてたな〰️。ギレンホークも。
まさに競演。疲れた~😃

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モナチン

4.0語り口の妙

2017年11月8日
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話の本筋は、とてもシンプル。

しかし、

現実。

過去。

小説。

この3つのストーリーが、

パッチワークのように紡がれていく。

それが、観客の想像力を刺激する。

さらりと魅せるが、

末端まで心配りが行き届いた映画。

スマート。

美しい。

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十ロ九

4.5ノクターナル・アニマルズ

2017年11月8日
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鑑賞方法:映画館

2017年105本目の劇場鑑賞。
20年前に別れた夫から突然小説が送られてきたことに戸惑いながらも、
その衝撃的な内容に惹きつけられていくヒロインの不安と葛藤を、
過去と現在に加え劇中小説の物語も巧みに織り交ぜ、
美しくかつスリリングに描き出す。
開始早々度肝を抜かれるオープニングで、
グイグイ引き込まれて行くこの感じ。
芸術とは人の心に衝撃を与えて奥に潜っていくもなんですね。
小説の中の物語と現実のストーリーを平行して映し出し、
曖昧になっていく現実と小説の世界。
全く先の読めないストーリー展開でした。
豪華で演技力のある俳優たちの出演、
印象的だったのは刑事役を演じたマイケル・シャノンです。
とにかく顔が怖すぎでした。
美しいほどの完璧な復讐劇は見応えありました。

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しょうちゃん

0.5いきなり醜く、気持ち悪いのが続く

2017年11月8日
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エイミー・アダムス&ジェイク・ギレンホール出演。
ファッション界のトム・フォード監督という事で鑑賞したが、オープニングから醜い画像とストーリーが続くと劇中劇内も含めてありとあらゆる犯罪と宗教上の戒律違反と見ていて気持ち悪くなった。

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やなちゃん

4.0見事な復讐!

2017年11月8日
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鑑賞方法:映画館

『シングルマン』がかなり好きなので、こちらの作品も期待して観に行きました。
なんでしょう…冒頭からグイグイ引き込まれて行くこの感じ。
映像、台詞の一語一句見逃せません。
母のようにはならないと思えば思うほど近づいて行き、母が言った通りの結末を迎えるスーザン。
彼の才能を信じず、酷い仕打ちをした挙句、一緒になった夫とも上手くいってないところに、小説が届く。
今も思い出し、小説の面白さにどんどん惹かれ、会うことにウキウキドキドキ。
上げて上げて最後に落とす感じが、ゾワゾワしました。才能で復讐…

『Revenge』と描かれた絵画と愛しているなら、もっと努力をしなきゃいけないって台詞が、なんだかとても印象的でした。

ラストシーンのスーザン、全てを悟った表情に見えました。

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Riko

3.5で? ん?‥‥‥みたいな最後で。

2017年11月8日
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鑑賞方法:映画館

最後の表情が、すべてを物語っているのだろうけど、「わからん!」というのが正直な気持ち。
自分への言い訳なんだろうか。
予測できる事態に、対応しなかった過去に対する自作自演?
マジ、わからん!

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ミツバチば~や

4.0最初のインパクトが凄い…でもラストには繋がらず

2017年11月7日
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最初の衝撃的なシーンは、予想していなかった展開に心が鷲掴みにされる。
この監督ならではのアートな世界観に魅せられる。
ただ、全体としてはここがピークだったかもしれない。
小説の回想シーンなどは緊張感もあって良かったけれど、尻すぼみの感は否めない。
あとひとつ何かが足りないが、観てよかった出色の作品。

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ちゃっぴー

4.5トムフォードの感性により広がる鮮やかかつ時には虚構的、時には暴力的...

2017年11月6日
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トムフォードの感性により広がる鮮やかかつ時には虚構的、時には暴力的な世界観に不思議と引き込まれていく

この映画で描かれるある種の切なさ、そして怨念をトムフォードの幅広く壮大かつ繊細な表現とエイミーアダムスとジェイクギレンホールの対照的な演技でより魅力的に展開していく様が見事にマッチしている

この非現実的な現実空間(主人公スーザンの現在地LA)と限りなく現実的な非現実空間(小説の中のテキサス)の対比が素晴らしく効いているのもトムフォードの狙いとして大成功である

現在の空虚な生活、過去の自分がした仕打ちとそれについての想いが込められた小説を経ての待ち合わせにより元夫の20年の復讐は完遂する
主人公スーザンはその時、より、空っぽな物が胸の内に覗かせるかもしれないであろう
そしてそれを見届けた観客もまたこの物語に対して空っぽな物が胸の内に生じているのかもしれない

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Il

3.5「後悔」

2017年11月5日
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知的

「メッセージ」のエイミー・アダムス、「ラビング 愛という名前のふたり」のマイケル・シャノン出演で、今年のアカデミー賞、ゴールデングローブ賞に引っかかってた作品。
監督はファッション業界で有名なトム・フォード。
主人公はLAのアートギャラリーのオーナーで、再婚の夫との空虚な生活を送る中、執筆家の前夫から「Nocturnal Animals(夜の野獣たち)」というタイトルの小説の原稿が送られてくる。その小説は、自分の目の前で妻と娘をテキサスの荒野で連れ去られ、殺されるという暗い話。読み進むうちに、今の自分と、小説の中のシーン、前の夫との過去とが行き来する。
映画は小説のシーンが多く占めるが、エイミー・アダムスは、リッチだけど空虚なマダムと20代の大学院生を見事に演じ分けている。

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ミーノ

5.0完璧

2017年11月5日
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鑑賞方法:映画館

全く欠点のない、完璧な映画。

主人公スーザンは、仕事で成功を収めているが、夫とはあまり上手く行っておらず、精神的には満たされていない。そこに別れた元夫、エドワードから小説が届く。彼とは20年前に別れており、そのときにひどい仕打ちをしたという。その小説の内容とは。そしてその小説が意味するものとは。

まず、この小説が送られてくる前までに彼と別れてから連絡は取っているのか。スーザンは「数年前に電話をかけたが一方的に切られた」と言っている。これは、エドワードがスーザンに対して“仕打ち”を気にしてるということだ。
そして、小説を梱包していた紙で指を切ってしまう。ここもエドワードからのスーザンに対する想いがうかがえる。

そして、ここから現実と小説と過去の交錯が始まるのだが、小説の内容が占める部分が圧倒的に多い。そしてその力量に圧倒される。全般的な主題はかなり考えさせるものだが小説の内容だけみればスリラーとしてもヒューマンドラマとしても楽しめるものとなっている。小説の冒頭はワンシーンでの長丁場となって、先の読めない展開にスクリーンに釘付けになった。
不条理さがこの冒頭のメインテーマとなっていて、エドワードがあくまで傍観者となるシチュエーション、そのジェイクギレンホールの演技が『複製された男』を思わせた。
その点、エドワードに代わりにレイの存在感がすごかった。アーロンテイラージョンソンの演技力には開いた口が塞がらない。快楽のみを求めるクズだが、巧みな言い回しで相手に恐怖を植え付ける姿が丁寧すぎるほどに描かれている。まさに“魅力的な悪役”だった。

また、小説内でのもう一人の重要人物が警官であるボビー。ボビーを演じたマイケルシャノンはマンオブスティールでのゾッド将軍役で有名だが、今作ではレイと対照的に描かれる正義の味方的な立ち位置である。エドワードも我々観客もボビーという人物がいるだけで心強さを得る。物語が進んでいくとボビーの人間性も明らかになるのだが、彼はこの憎悪に満ちた物語に差し込む一筋の光、救いとなる。

劇中小説はこの絶妙なバランスがなんとも美しいのだ。芸術的な作品になっている。

そしてこの小説を読み進めていくにつれ、スーザンは蘇る過去の記憶、そして日常が小説によって歪んでいく。その映像化というのがまさにアートのような完全なものとなっており、すんなりと世界観に入り込めたのはトムフォードの手腕だろう。彼はシングルマンから約7年の間をあけた二作目となっているがシングルマンで魅せた心情描写とはまた違ったタイプの演出で我々を魅了させた。トムフォードの監督としての実力には圧巻。

ーーーーーー以下ネタバレーーーーーー

●マイケルシャノン演じるボビーは肺ガンであることを途中で打ち明け、どこまで正義の遂行をする?とエドワードに問う。ボビーには先がなく、どうしようのもない絶望を受け入れるとともに最期をエドワードに託したい。せめてもの救いを求めている。これって…エドワードの心情そのものではないか?エドワードはスーザンに裏切られる。2度も酷い裏切りを受ける。エドワードはスーザンから裏切られ、どのように感じたのか。ノクターナルアニマルズの文中でボビーの心情の情報がエドワードなどと比べ少ないのはエドワードからスーザンへの問いではないか。あの時、どのように思ったのかという。ボビーは極悪なレイたちをのさばらせてはおかないと憤慨する。しかし、肺ガンを打ち明ける時は怒りというよりは絶望の方が強いようにみえる。想像の余地をスーザンと観客に与えている。

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こうき

4.0トムフォードさんすいません

2017年11月5日
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常に画面が美しい だけでなく内容もムダがそぎ落とされて面白かった デザイナー上がりがコジャレた映画作ってんでしょと舐めてました すんません

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三毛猫泣太郎

4.52017-77

2017年11月5日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

リベンジ(復讐)。

トム・フォードの化粧品が好きです。
シャネルやDior、LANCOME等のデパコスよりもちょっとお高めですが、
暖色と寒色のすみわけが秀逸で、それは映画の中でも随所に感じられます。
色使い、カットの仕方、時々映る壮大な景色等……これはデザイナーが撮ったんだと知らしめているような。

やっぱりアーティストはヌードが好きなのかな🤔
冒頭のシーン。
いきなり何が始まるんやと思いました。

過去と現在、さらには物語の世界がくるくると入れ替わる作品はよくあり、
その多くがわたしのようなアホには理解不能だったりするんですが、この作品は親切でした。
敷居の高い作品ではないけど、芸術は溢れている。

ジェイク・ギレンホールの熱演もすごいし(妻夫木君の上手さと似ている気がする)、
キックアスはこっちが腹立たしくなる悪人を見事に演じきっていて、役得だと思いました。
エイミーは安定。だからこそ、そんなに目立ちはしないかも。

最後は観客をぽーんと投げ出す感じで終わるけど、トム・フォードが出す答えを見たかったなぁ。
あ、でもそれはオシャレじゃないかも。

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かいり

4.0二つの復讐

2017年11月5日
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鑑賞方法:映画館、VOD

悲しい

興奮

知的

インパクトあり過ぎるオープニングから呆気に取られ、荒廃したテキサスを舞台にポンティアック・GTOと三人組のスタイルや雰囲気がアメリカン・ニューシネマの如き70年代のアメリカ映画の暴力性を醸し出す、アーロン・テイラー=ジョンソンの存在感が「デッドマン・ウォーキング」でのショーン・ペンを想起させ、緑のウエスタンブーツの小物使いが効いているしマイケル・シャノンの野暮ったいカウボーイなスタイルも格好良く、オンブレーシャツにカーキ色のコーデュロイパンツがお洒落なジェイク・ギレンホールと前作に続きセンスがダダ漏れなトム・フォード。

現在と過去を描きながら間に挟まれる小説の物語が映画としては三者三様に作り話でありながら、凄まじく興味の惹かれる「夜の獣たち」の映像化でもあり復讐モノとしてのジャンルから、現状を分かり切った上での優越感にでも浸りながら本当の意味で復讐を果たすエドワード、ラストに再会することもなくスーザンの不安定な現状を嘲笑うかのように追い詰めた結果、傷つき果てた男の焦ったく途方に暮れる行動が変態的でもあり、将来の人生を選択する術に後悔も正解もあらず、心だけは満たされない。

男と女の恋愛観を過去と現在に描く単調に成り兼ねない物語を斬新な復讐法として小説の場面が刺激的に描写される展開に、現実世界では何ら進展がないように一人佇むスーザンは何を思う?

2017/11/04
TOHOシネマズ シャンテにて鑑賞。

2022/04/18
U-NEXTにて再鑑賞。

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万年 東一