劇場公開日 2017年11月3日

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「深く傷つき先へ進めない男の復讐物語」ノクターナル・アニマルズ Angie Leeさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5深く傷つき先へ進めない男の復讐物語

2020年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

5回観ました!

テーマは「愛」?

過去・現在・小説
3つの軸でリンクして物語が進み

色んな揶揄があり
見るたびに新しい発見できて
とても味わい深い作品でした!

鑑賞時の自分の心境によって、また見え方が変わる作品だと思います。

●オープンニングの、裸のふくよかな女性が踊るシーンはインパクトがあり、どんな揶揄か、最後まで見るとわかります。

→私は、スーザンの手厚くしてくれた男性への怠慢を表現しているのだと感じました。

●劇中の小説の内容はショッキングなものですが、それは一体、元夫エドワードがスーザンにどんなメッセージを送りたかったのか?

→ラストシーンを含めて、私はエドワードの復讐だと思いました!劇中に登場する家族、それはエドワードが失なったモノ。それがすべて、エドワードのメッセージ。

●「ノクターナルアニマルズ」小説のタイトル、これは何を指してるのか?

→私は、スーザンやスーザンの家族のことだと思いました。

一見、主人公はスーザンですが、実は、エドワードの物語だと思いました。

男性目線、女性目線では感じ方が違うと思いますが、男性目線の作品だと思います。

ファッションデザイナー、トムフォードの作品だけあって、アート的な表現も楽しめる作品です。

Angie Lee