劇場公開日 2017年9月23日

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「毎年70-80本の映画を見るが、初めて席を立ちたくなった。原作の力がすばらしいのかも。次回作も絶対に見たい。」ユリゴコロ ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0毎年70-80本の映画を見るが、初めて席を立ちたくなった。原作の力がすばらしいのかも。次回作も絶対に見たい。

2017年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

毎年70-80本の映画を見るが、初めて席を立ちたくなった。原作の力がすばらしいのかも。次回作も絶対に見たい。

Movix堺で映画「ユリゴコロ」を見た。

原作は沼田まほかるの2011年の小説「ユリゴコロ」。
沼田まほかるの2006年の小説「彼女がその名を知らない鳥たち」を原作とした映画が 2017年10月28日に蒼井優主演で公開される予定。

沼田まほかるは湊かなえや真梨幸子らと並んで注目されているミリオンセラー作家であるらしい。

映画「ユリゴコロ」は2017年9月25日発表の映画ランキングで初登場8位だった 。
平日の午前中で観客は我々夫婦を含めて10人だった。

「人間の死」を心の拠り所にして生きる殺人者を吉高由里子が演じる。
松山ケンイチが共演。
松坂桃李と木村多江が助演。

冒頭から重々しい描写が続く。
吉高由里子の少女時代、学生時代、料理学校時代へと進む。
料理学校時代の友人とのシーンは個人的には正視しがたいような描写で、
目をそむけたいくらいだった。
席を立ってしまおうかという衝動にも駆られたのだが、なんとか踏みとどまることは出来た。
毎年70-80本ほどの映画を見るのだがこのようなことは今まで一度もなかった。

そこを過ぎてしまえば、原作の力なのだろうか、ドラマチックな展開が待っている。
原作は読んでいないが、映画は突っ込みどころがいくつもある。
脚本や監督の力が及ばなかったのかもしれない
まあ、それらを度外視しても、個人的には映画、お芝居、物語として見応えがあることは保証できる。
沼田まほかるの作品をまた見たいと思った。

吉高由里子と松山ケンイチを本編としてははじめて見た。
はっきり言ってこの2人は上手いと思った。
また、この2人の作品を見てみたいと思った。

上映時間は128分。
長さ感じない。
映倫区分はPG12。
中高生や怖がりの人にはオススメしない。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック