劇場公開日 2017年5月5日

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「こんなウディ・アレン、好きだ。」カフェ・ソサエティ fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0こんなウディ・アレン、好きだ。

2018年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

夢をつかもうとNY→ハリウッド→NY。一回りして成功した主人公ボビーの話。
そこにエージェントおじさんの秘書との恋バナがあったり、その秘書がよーく考えると3股かけていたり。兄が裏で悪い仕事をしていたり。
そんな家族や恋人の話が肉付けされる様が、さらっと「ストレートティー」のようにあっさりしているのが、気軽に見れてコメディ色豊か。

気軽ということは、一歩間違うと「ふーん」で終わるところが。
全編にわたって流れる、1930年代風(多分)ジャズや軽音楽でとても見心地がいい。ウディ監督自身のナレーションって久しぶり。これがまたサラッとしてて軽妙なんだな。

社交界の話なので、当時の映画関係者の名前何課が出てくるのも知っている人にはツボるかと。私は「ビリー・ワイルダー」(三谷幸喜さんが大ファンの脚本家)しかわからなかったけどね。

あちこちに洒落たセリフやナレーションがありました。
元カノが夫を連れてボビーの店に来る場面。
「過去が店を訪れる」。いいねえ。

大感動とかいう感情の動きなどはないけれど。
人生は現実、夢は夢。
時間も96分と短く、サクッと観れるので。個人的におすすめです。

ゆき@おうちの中の人