劇場公開日 2017年1月7日

「絵に描いたような変態像。不気味でスリリングな展開と、後味の悪いラスト。」アブノーマル・ウォッチャー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5絵に描いたような変態像。不気味でスリリングな展開と、後味の悪いラスト。

2017年1月13日
PCから投稿

怖い

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:変態的な監視男と、それを知らない若夫婦が巻き込まれるトラブルに、思わずハラハラさせられる。怖いもの見たさには向いている。
否:敏感な人には気持ちが悪くなるような不気味なシーンが続くので、ヘドが出るかも。

 家での行動をじっと監視して、留守中には侵入して変態的な行動をとるという、まさに絵に描いたようなサイコパスの様子に、嫌悪感を催す人も多いはず。逆に言うとかなりリアルです。
 そして、そんなこととは露知らずに暮らす若い夫婦にも、妊娠や不倫といった気苦労が絶えず、その辺りが監視男の行動とどう絡んでいくのか、それもまたスリリングな要素になっています。
 終わり方もあまり気持ちのイイものではありませんが、怖いもの見たさには是非オススメです。

映画コーディネーター・門倉カド