劇場公開日 2017年8月4日

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「監督はジョジョ読んだのか?」ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

1.5監督はジョジョ読んだのか?

2019年9月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ジョジョの特に四部が一番好きな僕には、
作品の雰囲気が全然違う事にまず驚いた。

杜王町のイメージは明るいイメージだったので、
ただフランスで撮ったというだけでなくて、
映像もアメリみたいや原色でキラキラしたのじゃないと
漫画の雰囲気は出ないんじゃないかな?
と思いました。
なんか日本のホラーみたいなアプローチだったので、
意図して撮ったのかもしれないけど、
監督は漫画をちゃんと読んだのかな?と
スタンドはオバケとは違うと思うんだけど…
というのが感想です。

子どもたちと観たのだけど、
ジョジョの世界観が分かってない人に
丁寧に説明出来てるかと言うとそうでもないし、
(子どもたちはキョトンとしていた)
ジョジョ好きからすると、そうじゃなくね?
という引っかかりが多かった気がする。

仗助の後ろのはねっ毛って1つじゃなかったっけ?
承太郎の髪型も髪の毛が苔のように
帽子にへばりついてたけど、
帽子から髪の毛に同化するイメージだったり、
キャラクターが多過ぎて、振りはしっかりしてるのに、
敵が弱過ぎたり、
ジョジョの世界観や軽やかさやテンポの良さが
まるでなかった。
事あるごとにに、
ホラーに見せようとする演出も引っかかった。

良かったところは役者さん達。
最初馬鹿にしてたけど、どんどんそのキャラクターに
見えて来てスゴいなぁと思いました。

続編あるなら、違う監督でお願いしたい。

奥嶋ひろまさ