劇場公開日 2017年5月13日

  • 予告編を見る

「この作品の虜です」映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ まつこさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0この作品の虜です

2017年5月21日
iPhoneアプリから投稿

石井監督だし池松壮亮だし、まあ観るだろうと思っていたけど、予告編観てなんと無く面白さはよくある単館系の雰囲気ムービーたろうと…思っていたけど。
なんて面白いんだ…!!!面白過ぎて圧倒された。始まってすぐに大好きな大切な映画の1本になるだろうと感じたけどそうなった。で、徐々に進むに連れて作品の魅力がぐんぐん上がって、最後は虜になった。
石井監督の新境地でもあるし、日本映画の新境地でもあるし。少しでも1ミリでも何かがずれたら駄作にもなり兼ねない絶妙なところをスタッフ・キャストの人達が完璧な傑作にしていた。素敵、とにかく。
勿論好みはあるから観る人が観ればつまらないかもしれないしACジャパンのCMを寄せ集めて作ったような奇妙な感覚もあったけどそこがまた面白い。やたら詩的だなあと思ったら原作は詩だった、監督すげーよー(>_<)(そしてだからタイトルの頭に「映画 」ってついてたんだとようやく気付いた)
石井監督の撮り方も作ってる映画の脚本も、本当にリアルで観れば観るほどフィクションには見えなくなっていって、俳優たちが演技をしているのはそうなんだけど本当にその人が言ってる言葉に聞こえてくる、それが気持ち良い。
そして新人の石橋静河。演技どうこう以前に、この映画に新人を使う事は、パンフにも書いてあったけどほんと必須条件だと思う。全然知らない人がやるからこその役でだからこそ成立する映画。(私の大好きな女優の1人原田美枝子の娘だからという贔屓目もあり良い雰囲気の子だと思った)
池松壮亮も新境地だった。この池松君は久しぶりにめちゃくちゃ好きだった。カッコいい役でも無いしいつも通り貧乏の日雇いの役だったし、何ならいつも以上に言動が普通じゃない役だった気がする(普通って何と言われたらあれですが)。今までに見た事ない池松君。新鮮で魅力的だった。見れて良かった。役者が嫉妬しそうな難しい役。
でもインタビューでも池松君が言っていた通り、この男は日本で一番優しい男、と。それにはとても頷けた。思い出しても胸にくる言葉を多々発していた。
ここ最近どの映画観ても帝一の呪縛から抜け出せなかったけど、帝一がA面側で今わたしの中で1位だとしたら、今日のはB面側で1位かも。いや、石井作品限定にすればA面1位が「舟を編む」でB面1位が「夜空はいつでも〜」だな!
日本映画大好き。

まつこ
まつこさんのコメント
2017年9月12日

えんどろーるさん

コメント有難うございます。
そんなコメント貰ったの生まれて初めてなので驚きました…とても嬉しいです。

この作品は石井監督の新境地ですよね。ありそうでなさそうな、全く新しい日本映画の誕生だと思いました。心に残る、宝物みたいな作品です。

まつこ
えんどろーるさんのコメント
2017年6月29日

まつこさん、突然で失礼いたします。素敵なレビューありがとうございます。私は先日鑑賞したばかりです。寝かせていたら感動が増してきたところで、あちこちみなさんのレビューを貪り読んでました。そんな中で一番光っていたまつこさんのレビューに感動。「舟を編む」、「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」みたいな作品に出会えるから日本映画はやめられません (^-^)

えんどろーる