「忍者の真の姿」忍びの国 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
忍者の真の姿
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DVDで鑑賞。
原作は未読。
主人公・無門(大野智)は伊賀最強の凄腕忍者!
なのに、完全に奥さんの尻に敷かれちゃっているところが笑えました。石原さとみ演じるお国にぞっこん。まぁ、あれだけ美人だとね、しょうがないよねぇ…(笑)。
一見とぼけているようでも、戦いになると縦横無尽の活躍で敵を圧倒。そのギャップが堪らなく面白かったです。
小が大に立ち向かう様は痛快無比。無条件に惹きつけられました。あらゆる知略と戦法を駆使し、無謀とも言える戦に臨みましたが、そこは一筋縄では行かない忍びたちのこと。我欲の塊故の危機を迎えるところにハラハラさせられました。
そこからの巻き返しのカタルシスは言わずもがな。団結の理由がまた彼ららしさ全開で、「ゲスいヤツらだなぁ…」と思いながらもどこか微笑ましく、愛おしさがありました。ここまで正直に欲を出されるとかわいく思えてしまうのなんでだろ?
ド派手な忍法を使って戦うわけではありませんでしたが、超絶な身体能力を駆使したトリッキーな戦法が絶品でした。
戦国最強の織田軍を手玉に取り、ものの見事に翻弄しておりました。それもまた痛快の極み。手に汗握りました。
無門と平兵衛(鈴木亮平)の一対一の直接対決―「川」のシーンは、様々な痛みと共に息も吐かせぬアクションが繰り広げられ、とてもダイナミック且つエモーショナルでした。
※修正(2024/05/11)
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