劇場公開日 2017年12月1日

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「なんか物足りない」鋼の錬金術師 かほたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0なんか物足りない

2017年12月4日
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原作未読。世界190カ国で公開されるということに興味を持ち鑑賞。

松雪泰子だけなら星五つ。圧巻だった。そしてイメージが変わった。素晴らしい役作り、素晴らしい演技だなあと感心した。

山田涼介も悪くはない。ダンスをやってるからか、アクションシーンの動きもしなやかだし期待以上だった。確かに、今現在、身長が低くてスター性のある若手は彼しかいないから適任だったのではないかと思う。

しかし、後半の主役はディーンフジオカ。
最後のシーン、山田涼介演じるエドに全く持って見せ場がなく驚いた。

アルのCGは不自然なところが全くもってなく、とても素敵であった。

松雪泰子を始め國村隼、佐藤隆太、大泉洋と脇を固める役者の演技は、さすがであった。

しかし本田翼は本田翼。

あと、冒頭の子役の演技が下手。絶望的に。
そしてぱっと見、冒頭のシーンのエドかアルなのか見分けがつかない。

あと、ストーリーにも、バトルシーンのCGにも少し安っぽさがあった。同じスクリーンでマーベルの最新作を観たのだが、それに比べるととても物足りなさを感じた。

それに加え、冬休み公開ということで子供向けも意識して作られたのではないかと感じたのだが、全体的にグロく、どこにターゲットを定めているのか疑問に感じた。

全体的に何かが物足りなかった。

世界で通用するのかと考えるととても疑問。鼻で笑われないか心配である。

かほたろう