劇場公開日 2017年12月1日

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「そこまで悪くはないけれど…」鋼の錬金術師 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0そこまで悪くはないけれど…

2017年12月7日
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鑑賞方法:映画館

原作未読、アニメ2期でファンになり、毎週夢中で見てました。ですから今回の実写化は大歓迎でした!しかしキャスティングには不安を覚えていて、案の定、公開と同時に酷評の嵐!でも見ないことには判断できないので、人柱覚悟で見てきました。

結論から言うと、思ったほど悪くなかったです。どのキャラも原作に結構寄せてると感じました。とくにヒューズ中佐とホムンクルスの3人はとてもよかったです。

ストーリーも、ハガレン初見の人でもだいたいつかめるような展開だったと思います。また、イタリアロケとCGのおかげで、映像的にも楽しめました。アルにいたっては、そこにいるかのように描かれていて違和感なかったです。

とまあ、目では楽しむことができたものの、不思議なくらいに感情移入できず、まったく感動しなかったです。理由はいろいろあると思いますが、最大の原因は山田涼介くんの演技でしょうか。申し訳ないですが、「演技してます!」って感じが強すぎて、作品世界にまったく浸れませんでした。あと、本田翼さんのウィンリィのキャラ付けとアルの声も、違和感が大きくて自分にはダメでした。おかげで、原作の魅力が伝わらなかったのは残念でしかたありません。というわけで、見栄えのわりにはおいしくない料理を食べさせられたような印象でした。

おじゃる