「広瀬すず、待望の“スポーツ青春映画”」チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話 AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0広瀬すず、待望の“スポーツ青春映画”

2020年5月26日
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鑑賞方法:VOD

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2015年公開「海街diary」のサッカーの試合の場面で、広瀬すずがドリブルする姿に感銘を受け、彼女の優れた運動神経を活かしたスポーツ青春映画の主演作を心待ちにしていた。それから2年、1998年生まれで実年齢もぎりぎり高校生の時期にこの主演映画が作られたことを喜ばしく思う。チアダンスをスポーツとダンス、どちらの範疇に入れるべきかは置いておくとして。

広瀬をはじめ、中条あやみ、山崎紘菜、福原遥、柳ゆり菜ら魅力あふれる若手女優たちの懸命の努力が伝わってくる。個々がパフォーマンスを限界まで高めたのはもちろん、メンバーで振付を合わせるため、個人の演技とは比べものにならない数のリハーサルと本番のテイクを重ねたことは想像に難くない。

絵作りに映画らしい興趣が足りないとか、脚本の練り込みが足りないとか、若干気になる部分はあるが、女優たちの全身全霊の演技がそれを補って余りある。楽しかった!

高森 郁哉