LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価
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自分が無事だと親兄弟に伝えたい
デーヴパテール扮するサルーブライアリーは、子供の頃に駅で眠り込んで置き去りにされたあげく回送列車に乗り込んでしまって1600kmも東へ来てしまった。サルーは、知らない所でさまよい歩きオーストラリア人夫婦に助けられた。
大人になったサルーは経営学を学び、友人に迷子になった話をした。記憶が断片的に蘇りサルーはグーグルアースを開いた。
実話だそうだが、よくぞ迷子で生き残ったものだ。何不自由ない生活を与えられたサルーだが、25年前に迷子になった故郷を思うといても経ってもいられなくなった。何としても自分が無事だと親兄弟に伝えたい。
育てのオーストラリア人ママにニコールキッドマン。趣深かったね。
Saroo 〜 大切な子
弟思いの心優しい兄グドゥ、息子の帰りを待ち続けた母、実母スーを演じたニコール・キッドマンの慈しみに溢れた眼差しと表情が印象に残る。
ー 聞かせてね…何もかも
ー Ganesh Talai
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
本当の名は獅子男
公開当時、某テレビ番組で映画の元ネタを紹介してて、映画を見なくてもいいか、と思ってしまった。でも、やはりテレビよりも、当然エモーショナル。たった5才の幼子が、寝るところ、食べるものを探してさまようなんて、もう涙がちょちょ切れる。しかし、よく無事に生き延びたなあ。勘がいいというか、危険を察するアンテナが強いというか。子供は弱いから、どうしても大人を頼ろうとする。その気持ちを利用する悪いヤツがいる。サルーはちゃんと判断できたからすごい。私ならすぐさらわれて臓器を売られちゃうな。
事実は小説よりも奇なり。
NHK BSプレミアムの放送にて。
こんな涙ちょうだい、大好き! ニコール・キッドマン、いつ見てもきれ...
こんな涙ちょうだい、大好き!
ニコール・キッドマン、いつ見てもきれいやな(^-^;
いい映画です
実話らしいですが、ストレートに良い映画です。
お話はベタといえばベタですが、予想通り感動して泣きそうになります。
特に題名の意味がわかったとき、また泣きそうになる。
キッドマン選手、初めてなかなかいい女優だと思いました。
実話を元に作ると
Google earth は改めてすごいぞ
今更世界は広い。インドも広い。海岸で一粒の砂を探す程の大変さだ。
幼い頃別れた家族と会いたい一心で探し当てた。
ものすごい根気。
育ててくれた両親にも遠慮があっただろう。
しかし、やり遂げた。
Good job
成長の過程とか、大人になってからの生活、考えをもっと盛り込んだほうがよかった。
なんだか突然両親を探すのに必死になった感が、、、
実話に忠実にしようとすると、時間的に無理があるのかもしれないけど
無題
オーストラリアに行くパスポートとか取るのはやっ
大人になった主人公が一度ナスDに似てるなと思って
それ以降ナスDにしか見えなかった
最後、生みの親との再会のとき彼のスーツケースや
荷物はどこに置いてきたのだろうと思った
詰め込みすぎのわりに、、、
彼女をもっと引き立ててもいいのではないでしょうか
養子の弟さんもなんかもう少しあっても、、
実話らしいので勿論悲しいお話ですが
娯楽としてと考えるとんー
揚げお菓子を最後に主人公が大量に買って
実のお兄さんのお墓でどうちゃらとか
揚げお菓子が個人的にはいいスパイスだったので
あれを使ってもっと盛り上がる演出が最後に欲しかったかな
ハマるかたには高い評価って感じの映画ですね
小難しい批評は他のかたにお任せしますね
突然のホームシック
5歳でインドで迷子になりオーストラリアに養子へもらわれたインド人男性が、
25年後、Google Earthを使って故郷を見つけ出した実話に基づく映画。
■突然のホームシック
5歳で迷子になって施設に入り裕福な家の養子になった。
養子になってからは結構良い人生だったように思えます。
里親はとても良い人だし、話せば理解してくれる人。
なのに青年になって『Google Earthでこんなことができるよ』・・
と言われた途端に突然のホームシック。
養子になってから成人になるまでの期間がバッサリ切られてるので
その間も帰りたいと思っていた・・というような描写があれば良かったんですがw
■不機嫌になる主人公
故郷の捜索にのめり込むあまり、恋人リーシーを遠ざけたり
家族にも冷たい態度。
いや・・・それなんか違うよね。
ここら辺ちょっと主人公に嫌悪感を抱きました。
■ニコール・キッドマン演じる養母の言葉は刺さる
「世の中には、まだ不幸な子供がいっぱいいるから」と語るシーン。
実生活でも養子をもつニコール・キッドマンならではの説得力もあり、
心にズシンと残るセリフです。
子供を産むより困ってる子供を助けたいという考え方は
なかなか実行できる人は少ないと思います。
■googleだけじゃない
映画では語られていないところでは、サルーが覚えていた村の名前「ガネストレイ」が、
実際には「ガネッシュ・タライ」であることがわかったのは、
Facebookからの情報が決め手になったそうです。
つまり、この2つのツールがあってこその成功。
Google EarthだけでなくFacebookも大いに役立っていたわけです。
■感動の再会
母親との感動の再会は、とても良かったです。
■最後のナレーションでタイトルの秘密を知る
そうなんだね。なるほどです。
■手放しで喜べないインドの現状
インドでは、迷子から浮浪児になるケースがよくあるみたいで、
良からぬ大人たちが子供たちをかっさらっていき、
闇の組織に売りつける事件が実際に起きている。
そこに児童売春や臓器売買が絡んでいることもある。
サルーは運よく逃げ切れたけど、他の子どもたちは。。。
それを思うと、家族と再会できたから一応ハッピーエンドなんだけど
手放しでは喜べないよね。
お兄ちゃんだって彼が迷子にならなければ、あんなことになは
ならなかったかも知れない。
なんだろうな~。つい最近【存在のない子供たち】という映画を観たばかりで
この映画では泣けなかった(;^_^A
中盤について
幼い子供がひょんなことから見知らぬ土地へ行き、帰れなくなり保護施設へ。タスマニアの里親に引取られ成人となり急にキレて帰りたいと喚く映画。
序盤の導入に引き込まれてたのに、成人になってからのサリューの描写がとても自分勝手に見えてしまい残念に思える。里親公認で実親を探して元の生活に戻る感じでも良かったんじゃないかなーと思う、タスマニアで出会った人へ不義理な感じが否めない。
沢山の罪もない子供たちの今ある現状の一例
これを観ながらふと、日本の拉致被害者とその家族の事が頭をよぎった。
悲しいかな、拉致被害者があれだけ必死に声を上げていてもなお、どこか他人事で、時と共に日常の忙しさに理由をつけて薄れていく日本という国は、裕福だけど、心が空虚で貧しいなと感じた。
特に後半でサルーが故郷のお母さんと再開して抱き合うシーンで、自然とその周りを大勢の人々が取り囲み、一緒になって自分の事のように喜んでいる様子は、インドの人たちの貧しいけれどキラキラした純粋な心が映し出されていて印象的だった。
サルーの少年役のサニー・パワール君の無邪気な表情とくりっとしたお目々が純粋無垢でとても可愛かったです。
養母のセリフが良かった。
「世界は人で溢れている。子供を産んで世界が良くなるとは限らないわ。あなたたちのように傷つき、苦しんでいる子供を引き取ってチャンスをあげられた方が役に立てる。苦労するのは覚悟の上よ。」
サルーのように、こんな恵まれた養母と養父に育てられるとも限らないからだ。それだけの決意を持って育ててくれてよかった。
エンディングの曲もsiaの「NEVER GIVE UP」で、映画とリンクした内容でぐっときました。実際の映像や、何故LION(ライオン)というタイトルなのかも最後明らかになります。ラストエンドロールまで素晴らしかったです。
毎年インドで行方不明になる子は8万人以上…。サルーはまだ故郷で再開できて、よい夫婦の元で育って、まだ良い方なのだなとも思うと、目を背けたくなるような現実に物悲しく感じた。
世界規模の迷子
迷子の規模感がとんでもなくて、心細さとか勇気とかごちゃ混ぜになりました。自身の子供の頃に、ほんの少し数分でも親を見失った時のことを思うと、とんでもなく怖くて、悲しくて、、、この今の時代だからこそ、起こり得た奇跡で、それでもまだ迷子になる子供たちがいると思うと、少しでもそんな悲しい思いをする親子が減ることを願うばかりです。
タイトルの意味がわかったとき、ラストの本人の映像 これを見るまでの...
タイトルの意味がわかったとき、ラストの本人の映像
これを見るまでの長いフリ。
子供を産んでも世の中は良くならない
と言うセリフが響いた。
見終わった後は良い意味で放心状態でした。
グーグルのよいCM映画になってしまった
幼い頃のサルーがとても可愛い!これなら俺だって養子にしたいくらいだ!などと、心にもないことを考えつつ鑑賞。実話に基づいてるとわかってしまうと、邦題も加えてそれだけで結末が想像できるのですが、やはり母親が見つかると泣けてくる。さらにお兄ちゃんのグディの消息も気にはなっていたが、その日のうちに亡くなっていたとは・・・運命の恐ろしさを感じた。
インドの鉄道も広大。グーグルアースだけで探すのも大変だったようだけど、住所をはっきり覚えてなかったことや、自分の名前すら記憶してなかったことが作品を盛り上げていたような気がする。LIONの意味が最後に明かされるなんてのも、うまい引っ張り具合だった。
アカデミー賞でもこんなベタな作品を候補に入れるところに良識を感じた。
ルーシーとの関係は?
「事実は小説よりも奇なり」といったところでしょうか。最近そういう映画が多いけど。
迷子になってから25年後、インドの故郷に戻って母親と妹に再開する感動的なラストであったが、そのままインドに住むっていうこと?だったら、オーストラリアに残したルーシーはどうなるの。そのことが気になってしまった。
あと、 実話なので事実でない事は描けないと思うが、養子の弟の扱い方がリアルすぎる。本題にやや水を差すようなエピソードなので、もう少しさらっとしたほうがよかったのではないか。本人がこの映画を見たら、ちょっと傷つくと思う。
彼が駅で迷子になった時、兄はその日に電車にひかれて死んだというのも衝撃的だった。同時に2人がいなくなった実の母親の気持ちを思うと、心が痛む。
個人的にはニコール・キッドマンの演技は良かったと思うし、役自体も魅力を感じた。子供を産めないわけではないのに、養子をもらう生き方には感銘を受けた。
子役のサルーが魅力たっぷり!
まず言いたいのは、この手の映画につきものの「感動の再会」に伴う涙。確かに泣けます。そこは外してない。でも、そこに至るまでの抑えておくべき事象をていねいにつぶしておかないと、必ずしも感動には至らないということです。
そういう意味では、この映画は期待に応えているし、その一点に絞って見せればよかったと思います。あまりにも、余計なものを描き過ぎた。もっとはっきり言ってしまえば、大人になった後の、サルーの日常を描く必要性を、まったく感じないということ。只々、映画が長くなるだけで、恋人との逢瀬など、バッサリ切ってよかったと思います。
デブ・パテルの、雰囲気たっぷりの主人公ぶり。彼は、今まで演じてきた中で、もっとも素の自分に近い役なのではないかなと思いました。良かったのは、水面から顔を出す登場シーンのみで、そこからはどんどん期待値が下がっていきました。ニコール・キッドマンも、初めて実年齢に近い、若づくりの必要のないというか、首元のたるみなんかを容赦なく映し出されていて、それなりの覚悟をもって挑んだ役だと思います。
でも、何といっても、子役のサルーの素晴らしい演技。彼に尽きます。ほとんどセリフのないフィジカルな演技で、観客の目をスクリーンにくぎ付けにしてしまう魅力にあふれているのです。彼が出会う、数々の大人たち。それを自分の本能だけで選別していく洞察力だったり、小さな体に満ち溢れているエネルギーたっぷりの動きだったり、蝶の大群に魅了されている幼い好奇心だったり、説明のいらない奇跡的な美しいシーンが、網羅されています。それだけでも見る価値ありだと思います。個人的には、小さいのに、走るフォームがとても完成されていることに感心しました。大人用の自転車を持ち上げるシーンも、どうやら自力でやっているようです。なので、彼は子供ながらに、完成された骨格の持ち主のようです。
それもあって、成長した姿のデブ・パテルが、集落でも頭一つ抜けた背の高い大人に成長したのは、ちょっと不自然な印象を受けました。いくら栄養状態がいい環境で育てられたとはいえ、もって生まれた体格はそんなに簡単に覆らないでしょう。ストーリー的にも、「親子」という説得力が、画面を通じて生まれていませんでした。
総合的に見て、いい部分と、そうでない部分の落差の激しい、、非常に残念な作品でした。
2018.5.30
インドの映画は美化されていてリアルを伝えたい
2019年にインドに行きました。
今から10年前にインドに投資した人が
10年経っても発展しない国はこの先ないだろう。そしてこの先10年経っても何も変わらないだろう、というくらい、インドの貧困は凄まじかったです。
インドで言う東京に当たるところですら治安は悪い。
ホテルに入るには車チェックしてから柵が降りて、中に入るには荷物検査に通してから。
世界2位の人口数を誇るのに
人口13億人に対して貧困率が13.4%。
日本人全員以上の人が貧困ということ。
この映画は、本当に一部に過ぎない。
今日1日を生き残るために必死に物乞いをする人たちがたくさんいました。
インドに行って世界観が変わったことを、この映画を通して思い出しました。
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