劇場公開日 2020年9月18日

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「音にこだわり抜いて50年もジャズ喫茶を営んできた男が何を発するか…」ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad) 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0音にこだわり抜いて50年もジャズ喫茶を営んできた男が何を発するか…

2020年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

ジャズ喫茶という、昭和のある時代に一世を風靡した業態を50年も続けたことが凄いが、「レコードを演奏する」という表現が適切であるかのごとく、ジャズメンたちの奏でた音を再現することに執心する、オーナーの菅原正二氏の姿は、どこまでもぶれず、ただただ感嘆の声が漏れてしまう。
本編は菅原賛歌の映画ではない。ドキュメンタリーという性質上、多くの著名人が本編内でコメントしているが、それがジャズメンだけではなく、アッ!と驚く面々も登場し、菅原氏、そして「ジャズ喫茶ベイシー」について饒舌に語っている。ジャズ好きはもちろん、ジャズを知らない、聞いたことないという方々にも何かが残る作品になっているはずだ。

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大塚史貴