劇場公開日 2017年5月6日

「やっぱり邦画のサスペンスはいいね」追憶 サブレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0やっぱり邦画のサスペンスはいいね

2017年5月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

岡田准一、小栗旬という、出れば即ヒットという俳優が主演を務めるこの映画。邦画はサスペンスであればまだまだ面白く、それが刑事ドラマであれば絶対に面白い。

凄惨なプロローグが明けてばらばらに散って各々働く三人。刑事と建設業の社長とガラス会社の社長と。うち一人が殺されて、刑事は残された一人を疑う。
過去の事件が現在の事件に関係あるのかな・・・?とドキドキしながら見ていたら、徐々に隠されていた真実が明らかになっていき、いつの間にかエンディングを迎えていた。テンポが良すぎる!

この映画、邦画にしては珍しくタメがほとんどない。ごく普通の日常的な会話を映し出す一方で、役者の演技力に心情描写を担わせている。その分俳優の個性というか、人間が光る。そこがいい。
しかし、もうちょっとタメというか、驚くようなオチを観たかったなあ・・・。本当に、あまりにもすうっときれいに終わってしまった。原作を読もうかな。

サブレ