「生命と株の価値」マネーモンスター everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
生命と株の価値
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正直期待以上でした。
金融に無知な私でも良く分かりました。
株式投資を舞台に、報道の信憑性、緊張感と慌しさ、そして所得に関わらず、結局各自の資産を増やすことしか頭にない社会が浮き彫りになります。私達一人一人がマネーモンスターではないかという問題提起です。
株の価値は上下し、お金の価値自体は物価上昇と共に緩やかに下がっていきますが、人の生命の価値は古来から普遍な筈です。
金融だけに焦点を当てて観ると物足らないのかも知れませんが、社会派ドラマとして捉えると良作だと思いました。
米ドル紙幣・コインの顔になっているGeorge Washingtonの銅像があるHallで事件が終わるのも印象的でした。
ただ…途中からもうひとつのベストの扱いはどうなったんでしょう?着用しているひとつを撃ってもダメですよね?!
エンディングは、私ならカメラが観客に向かれた時点で、問いかけるように終わらせたいかな。
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