劇場公開日 2018年4月27日

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「とりあえず、オスカー獲ってしまえば?とおっさんは今更だが思った。」アベンジャーズ インフィニティ・ウォー しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5とりあえず、オスカー獲ってしまえば?とおっさんは今更だが思った。

2018年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

映画観れねえ。レビュー書けねえ。

育児で大変のカミさんほっぽいて、映画に行くほど映画オタではないし、ギャン泣きする姫を無視してレビューを書くほど変態映画オタではない。そもそも、今までのように自由に使えるお金はない。

なので、おっさんは、おっさんならではの、早起き性能を発揮して、シコシコと今更ながらのレビューを書いている始末である。

そんなおっさんの、、カミさんに拝み倒して見に行った、今更ながらの

「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」




「シビルウォー」で飽きちゃって、「ガーディアンズ・・」が全く楽しくなかったオレを再びMCUに引き込んだのは、「ソー バトルロイヤル」。(去年までは、なんだかんだ観てるな、オレ)。レビューで書いたように、ソーとロキ、ストレンジ(というか、カンバーバッチ)さえいれば、MCUは十分楽しめる、とまで思わされた「バトルロイヤル」の罪は大きい。

で、本作は、そんなオレにとっては、ロキがその面白さを発揮することなく退場したため、そのまま100点-ロキ=60点。

でも本作、びっくりするほど、よくできている。言われるとおり、その交通整理は見事なもので、ソーとストレンジしか興味がなかったオレでも、ロキがいないというマイナス40点以外はほぼ完ぺきだろう。ソーもストレンジもちゃんと面白く、かっこよかったね。

しかし、もっと楽しめたのは、その交通整理で意外と指摘されていない、サノスの「ドラゴンボール」集めの順序の巧みさ。

まあ、ご都合主義といえば、そういうことにもなるが、この「グランドホテル」方式と各インフィニティストーンの特徴を活かした展開が素晴らしい。

序盤の、パワーストーンが奪われた後での、ソー、ハルクの敗北。ガモーラのサノス暗殺計画時には、すでにリアリティストーンは奪われており、ワンダがマインドストーンを破壊した時にはすでに・・・。

本作、前編ゆえ、最終的な評価はやはり後編とセット、ということになるが、少なくとも、本作にて、「サノスが目的を果たす」という道筋に向かって、ファンを満足させ、驚かせ、唸らせるというストーリーを最高のサービスで提供できていると思う。

ワカンダ戦までがやはり面白く、特に前半、中ボスが降臨してくるシーンはとても良い。もちろん、ソー、カンバーバッチはすべていい。彼らのパートが全編の60%を占める、という意味でも本作60点だ。欠点として、ワカンダ決戦が退屈、雑魚キャラに奮闘するキャップがなんだか悲しいというのはある。これでマイナス40点。

まあ、もう少し言うと、ワンダうざい。バナー、キャラ変わり過ぎ。ディズニーゆえ、消え方ユルイ。

だが、こうした作品の質もさることながら、この10年愉快に、時に不愉快に踊らされた結果、これであれば、こんなあまのじゃくなおっさんも文句はないし、これはよく言われていることだが、映画史において、こんな「破格な」祭りは今後ないだろう。

そういう意味で、去年の「シェイプ・オブ・ウォーター」みたいな同人誌的な、ジャンル映画にオスカーを与えるくらい権威が失墜しているアカデミーは、本作にオスカーを与えることで、一般映画ファンを味方につける必要はあるだろうし、ここであげなくても、後編にあげれば、恰好は付くのではないか。

ここでは脚本賞はあげても面白いと思う。

しんざん