劇場公開日 2016年3月26日

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「ライダーの先輩!」仮面ライダー1号 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ライダーの先輩!

2016年8月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

自分は仮面ライダー派よりウルトラマン派。
なので、仮面ライダーをスゲー見てるって訳じゃないし、スゲー詳しいって訳でもない。
いつぞや流し見程度で「オールライダー対大ショッカー」は見た事あるけど、がっつり仮面ライダーを見たのはBLACKとRX以来。
無論平成ライダーも見た事ない。
でも、仮面ライダー1号=本郷猛こと藤岡弘、が登場するのだから一見したくもなるでしょう!

話は現在の「仮面ライダーゴースト」。
主人公タケルは死んでいたり、平成ライダーのアイコン(魂?)を使って戦うなど、劇中の本郷の台詞じゃないけど、ライダーも変わったもんだ。
詳細はちんぷんかんぷんだけど、そこにスーパーレジェンドゲストが参戦。
現在の新ウルトラマンに初代マンやセブンが!…みたいなもの。

世界のあちこちで人知れず戦っていた本郷猛。
ゴーストの主人公との貫禄は桁違い。
「変身!」はさすがに鳥肌立った。
藤岡弘、も老いてもまだまだ体を張ったアクションを披露。
命について熱く語るシーンは、藤岡弘、の生の言葉のように感じた。
が、長きに渡る激戦で本郷の体はとっくに限界を超えていた…。
中盤、まさか…!
せっかくのスーパーゲストをこのまま…?
…と思ったら、掟破りの展開に!
この際、ツッコミはいい。
エンディングにはあのテーマ曲!
本作は、伝説の1号ライダーにしびれる贅沢な一品なのだから!

対するは、勿論ショッカー!
そのショッカーで新旧内部分裂。
新ショッカー=ノバショッカーの野望は確かに脅威なんだろうけど、やっぱりどうしても、旧ショッカーの方に愛着湧くし、肩持っちゃうし、何だか可愛らしい(笑)
地獄大使も登場。演じるは、「オールライダー対大ショッカー」の時と同じく大杉漣。
地獄大使の狙いはある少女。本郷が日本に来た理由も。
この少女、ある人物の孫で、その人の写真には感激。

最後は新旧ライダー、新旧ショッカー入り乱れての決闘。
地獄大使、いい奴やん!

近大
pipiさんのコメント
2023年5月2日

共感ありがとうですー♪

近大さんは、ちょうど仮面ライダー空白世代なんですね。
うん、本作はウルトラマンメビウスみたいなものだと思って貰えればよいかと。

きっと大切な事は、藤岡弘さんもメビウスに出演してくれた往年のウルトラマン達も「ただ単に往年のファンを喜ばせるため」だけではなくて、
平成に入って商業主義に取り込まれてしまったウルトラマンや仮面ライダーシリーズに対し
「ウルトラマンや仮面ライダーは子供達にとってどういう存在であるべきか」
という熱き想いを継承して欲しい、と言った願いがあると思うんですね。
そうでなかったら、老いて衰えた姿を電波に乗せて晒したくなんかないはずです。
やっぱり今後制作される新しいウルトラマンや仮面ライダーも、それを見て育つ子供達にとって
「幼い頃の宝物の記憶」
「人生で大切な何かを、ウルトラマン&仮面ライダーから教わった」
と思えるような存在になってくれたら嬉しいし、制作スタッフには誇りと自負をもってそういう作品を創り続けて欲しいと願います^ ^

pipi