劇場公開日 2016年8月26日

  • 予告編を見る

「仮に実写化されるとしたら、決して妥協しないで欲しい。」君の名は。 平 和男さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0仮に実写化されるとしたら、決して妥協しないで欲しい。

2016年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
平 和男
栃麺棒さんのコメント
2016年12月22日

「この世界の片隅に」は奇蹟なんて信じるな苦しみに耐えることが悟りにつながるという小乗仏教のような考え方で、「君の名は。」は、すべては「空」だからこそ理想の世界を創ろうという大乗仏教的だと思います。自分の印象では、「この世界の片隅に」は菅直人の「最小不幸社会を目指す」が思い浮かんでしまいます。「君の名は。」にはエネルギーが満ち溢れていて元気が出ます。人間の心はとてもデリケートであり、負け知らずのボクサーが一度負けたことで全然勝てなくなることもあるように不安を払拭するのはとても難しいです。そこで、愛の為や魂の進化の為だと思うことで勇気が湧いて来るのではないかと思います。思考の限定「どうせ無理だ」「普通はこうだ」という思考のリミッターを解除してくれるのが「君の名は。」のような気がします。

栃麺棒