劇場公開日 2016年11月5日

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「観てよかった」ボクの妻と結婚してください。 eigalさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5観てよかった

2016年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

原作は読んでいて「映画化される」と聞いた時には食いついて絶対見る!
っと思っていてやっと公開しての鑑賞。

余命数か月となった放送作家三村修治(織田裕二)が、
その残りの時間で愛する妻彩子(吉田羊)を喜ばせるために結婚相手を探すという一見、「そんなことあるのか?」と疑うような話。

それには理由があり、修治は職業柄ゆえに世の中のことを「楽しい」に変えてきた人物。
そして今回は自分の体に問題が起こったんだけど、それも深刻にならずに
僕がいなくなっちゃったら妻と子供はどうなるのだろう、と心配になったところからきっかけとなり結婚相手を探すことに。
もちろん、子供に「怖くないの?」と聞かれたりして改めてガンであることを認識し泣くシーンもあります。

けど、修治の周りの人たち、知多かおり(高島礼子)はじめ、終いには彩子も
結婚相手となる伊東正蔵(原田泰造)もだんだんと修治に協力していく。
けどそれは気を遣うというのではなく各人本心から協力して行く様子が存分に
表現されていたと思います(よかった演出/演技だった)。

内村光良さんの舞台の方は観ていませんが、
場内でもあちこちで鼻をすする人いたし、個人的には劇中3,4か所くらい
じんわり泣けてくるところ涙出たところありました(連れてった恋人も泣いてくれてよかったです)
なによりも演じている役者の方々が涙目になりながら演技してるので、
いい映画であることを物語っているのではないでしょうか。

吉田羊さんも原田泰造さんも演技が自然な感じでうまくて、
高島礼子さんもあの役は高島さんしかいないと思いましたし、
織田裕二の最後のスピーチなんか途中涙を手でぬぐうとかあって、あれは1発でOKだったのか?と思うくらい心にぐっとくるシーンでした(よかった ^^;)。

久しぶりに涙流して、心が洗われた気分です。

主題歌、中島美嘉の「Foget me Not」も映画のために作ったような曲だし美曲。

ありがとうございました。

eigal