「やっちまったなぁ〜」ドクター・ストレンジ　柊木狂四郎さんの映画レビュー（感想・評価）

期待してただけに残念な作品。
今作は
「医術によって怪我や病気から人の命を救う医師スティーブ」から
「魔術によって悪党の脅威から人の命を救う正義のヒーローDr.ストレンジ」にどのようにして生まれ変わるかが一番大事なテーマだったはず。
しかしながら、肝心の主人公のキャラの掘り下げが甘い為、全てが尻つぼみ、中途半端な印象を与える。

「私はマスターでもミスターでもない！Dr.ストレンジだ！！」という劇中のセリフも薄っぺらく聞こえるし、
クライマックスの対決もマヌケでアホな敵を小賢しく追っ払っただけ、という印象で
ニューヒーロー誕生というような感動とは程遠い！

一連のMCU作品の中でも最低の出来だと思います。