劇場公開日 2016年1月23日

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サウルの息子のレビュー・感想・評価

全116件中、101~116件目を表示

2.0観る価値はある一本。

2016年2月11日
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鑑賞方法:映画館

ゾンダー・コマンド、収容所で死者を葬る者。恥ずかしながらその存在を知りませんでした。
それを知ることができただけでも観る価値はあった。
しかし…。

カンヌ受賞作品とはいえ、私はハマらなかったです。自分の命を守るため同胞たちを葬る役割に甘んじていながら、自身の信仰に基づいてなのか、息子(かどうか微妙なのですが)の死というものに対する肉親としての感情に基づいてなのか、「正しく弔う」為に自身の生命や同僚達の異論も省みず、ガツガツ行動をする主人公・サウル。
その行動に至る源泉に共鳴することができませんでした。
自分の命に執着することに固執してろよっ!、と私は思ってしまって。

人間は簡単に割り切れないモノ、といわれてしまえばそれまでですが。

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Nori

4.0自己中をテーマにした映画

2016年2月8日
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鑑賞方法:映画館

難しい

他の方が書かれているのであらすじは省くが、重い背景が下地になっているので正直、泣ける映画だとは思わないし、良い映画か悪い映画かも難しいところだと思う。

感情や目線を強調した撮影技法が素晴らしいとか、ピックアップされた「1944年のある日」がノンフィクションで救いようのないストーリーになるってネタバレなト予告編が良いのか悪いのか僕には分からない。

ただ、僕は登場する能動的なユダヤ人全てに有り余る人間らしさ、もっと言えば「生」に対する執着を感じた。勿論、その執着が側から見れば自己中であったり、周りの人の運命を大きく変えてしまう大ポカであったりするワケなのだが、場面場面で考えて行動した人たちを誰も責められはしない。

作中、ナチはユダヤ人を部品と呼ぶ描写があるが、彼らは間違いなく人間であったのだ。

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jag0uw1

2.5ラストシーンの笑顔が印象的

2016年2月6日
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鑑賞方法:映画館

難しい

正直ちょっと難しい。少なくとも私には。この作品に込める監督の想いが、どこまで自分に理解できたのかなと思ってしまった。
セリフも会話も少ない。最低限の知識は必要。たとえば「ラビ」とはどんな人たちを指すのか?とか。
印象的だったのはラストシーン。サウルが一回だけ見せた笑顔。その裏にはどんな意味が隠されていたのか。。。。

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洋画fan

3.5地獄の底に人間性は現われるのか

2016年2月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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りゃんひさ

4.0辛かった

2016年2月6日
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Nana Shinozaki

4.0「息子」と呼ばれているもの

2016年2月2日
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Pocaris

3.5暗かった

2016年2月1日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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吉泉知彦

3.0同化への仕掛け

2016年2月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

ナチスのユダヤ人収容所では、労働力として生かされるユダヤ人たちがいた。ゾンダーコマンドと呼ばれるその人々は、各地から運ばれてくるユダヤの同胞を「処理」することをその使命とされている。
そのゾンダーコマンドの中の一人、サウルがガス室で息絶えなかった少年を見つける。しかし、すぐにナチスはこの少年を殺してしまうのだ。
この後、サウルはこの少年は自分の息子なのだと言って、ユダヤ式の埋葬をしようと、閉ざされた収容所の中を奔走する。
「処理」されるユダヤ人たちには、映画の冒頭からレンズの焦点が合わない。35ミリの狭い画面はサウルの姿でほぼ占められている。観客は、彼の周囲の状況をそのごく限られた余白でしか窺い知ることができない。
このサウルの捉え方も、大部分が彼の背中からのショットである。観客はサウルのあとをついて歩いているかのような錯覚を抱く。そして、その錯覚がサウルの抱えるストレスと同じ恐怖や焦燥につながっていくのだ。
サウルが抱えている遺体の少年は、本当にサウルの息子なのか。
死者を葬るために、生きている者たちが命を危険にさらす意味があるのだろうか。
収容所内で反乱を起こし、果たしてドイツ軍やナチス親衛隊相手にどこまで戦えるのだろうか。首尾よく収容所を抜け出したとして、どこまで逃亡すれば安全が確保できるのか。
それらの疑問もまた観客にストレスを与え、憔悴したサウルその人へと同化させる。
映画はこのように、カメラワークとシナリオによって、観客に主人公そのものを疑似体験させる。
サウルの身に起こったことの追体験は、われわれに早くこの状況が終わって欲しいと願わせる。ことの成否よりも、尊厳を失うことなく早急に生を終えることのほうが重要であり、そこにこそ当事者のその絶望的な感情を理解させる仕掛けがあるのだ。

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佐分 利信

3.5どっちだ?

2016年1月31日
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鑑賞方法:映画館

16本目。
撮影方法がドキュメンタリー風で、時折隙間から見える画が生々しかった。
息子思いと取るか自己中と取るか、結論が自分の中で見つからないです。

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ひで

2.0期待値高すぎて

2016年1月30日
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鑑賞方法:映画館

肩すかしでした。町山さんもスゴイ煽るし。アクト オブ キリング的な感じでした。
すごい覚悟を決めて行ったのに、映画的にはもう一つでした。解説読まないとよく解らない映画って。僕の知識の無さがいけないのか。でもユダヤの埋葬の仕方やこだわりなんて普通知らないよな。

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マクラビン

2.5息子かどうかもわからない少年の遺体埋葬に執着し、周りの空気を無視し...

2016年1月28日
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鑑賞方法:映画館
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Keiko

3.5正しいか正しくないか…?

2016年1月25日
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鑑賞方法:映画館

難しい

ガス室で死んだ少年が自分の息子かどうか、不明なまま物語は進む。これを正気の行動ととるか、正気でない行動とみるか。すべてが正気の沙汰ではないユダヤ人虐殺の世界では何にもわからない。
ただただ当時の狂った世界にどっぷり落とされただけだった。

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peanuts

3.0まさに「カオス」の世界

2016年1月25日
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鑑賞方法:映画館

怖い

作品が始まって、いきなり四方からモップの音、毒ガス室に詰め込まれるユダヤ 人の悶え苦しむ声が。耳も目も覆いたくなる現実がそこに。見る私には、すこし 気分が悪くなるぐらい、 背中に大きな赤い「×」と記されたゾンダーコマンダーの主役が、顔色ひとつ変 えず、毒ガスの床をひたすら清掃している。かと思えば、マネキンのような死者 の塊が山積みとなって、ナチス親衛隊の厳しい声が四方八方から、そしてまだ 「部品」と呼ばれるユダヤ系の人間が、ガス室とも知れず、裸となってシャワー 室という集団虐殺室へ。これこそ、カオスの世界だ。サウルが息子のような 子供を急いで毛布でくるみ、自分のいる部屋向う慌ただしさ。アウシュヴィッツ収 容所では静寂などないといっていい。悲鳴と怒号が四六時中鳴り響いている。シャワー室をでて、ものいわぬ「部品」は焼却炉へ。画面から訴えかけるおぞまし い場面は 見ているものを容赦しない。それでも、ナチスの悪魔共は表情も変えず、流れ作 業のように「部品」を「シャワー室」へ押し込んでいく。サウルが持ち去った自 分の息子を、ひたすら隠しながら、自分の息子だけは、全うな人間として葬りた い気持ちが画面から伝わってくる。これまで、このような残酷で哀しい映画は あっただろうか。最後の場面には、 「恐ろしさ」だけが残った。

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突貫小僧

3.0楽しむ映画ではない

2016年1月23日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

制作方法は古典的でありながら、撮影の仕方や主人公の画面へのおさめ方などが斬新だった。
息子への執着という気持ちは理解できるが、死体への執着というものには理解しがたいものがあった。宗教の違い云々というよりも、パーソナルといったところか。そうは思うもののどうしても宗教上の意味合いを感じざるを得なく、しっかりと埋葬したい、と主張されても全く理解できなかった。
この人は死にたいんだなと思ったりするものの、結構自分の生にも執着するし、やっぱ分からないというのが正直な気持ち。ユダヤ教徒のハンガリー人ならば、痛切な思いになるのだろうか…どうしても想像がつかない。かといって完全に否定することなどできないし、なかなかモラルというものを揺さぶられる手厳しい映画かもしれない。
覚悟を持って臨まないと、理解できないし、そして寝る。

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SH

2.0寝てしまった…

2016年1月23日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

寝られる

手持ちカメラが
ひたすら主人公の背中越しに
非人間的な状況を追う
その極度の緊張感に耐えられず
風邪っぴきなのも手伝って
気づけばエンドクレジットが…

でももう一度観る気にはならず。

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しげぴい

3.0どうせ死ぬ命

2016年1月23日
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興奮

難しい

気持ちはわかるが、生者と死者どちらの為に命をかけるか。
戦時下のあまりにも重い現実は経験した者にしかわからないが、信仰と霊の在りかを優先する主人公をみるのが痛かった。

スクリーンの幅が狭く、ほぼ全面人物のアップで肩越しに背景を映す構図で、圧迫感や緊張感が伝わるけれどシーンが判りにくく疲れる。中味で充分勝負出来るんだからこういう小細工はいらない。

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Bacchus