マネー・ショート 華麗なる大逆転のレビュー・感想・評価
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逆張り。
マージナル・マン(境界人)たちの狂騒、ってのが第一印象。
スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリングの共演、テンポのよい脚本、21世紀初頭の浮かれっぷり。
他者の作った流れに人生を預けるとどうなるか、考える力がないとどうなるか、の手本のような、現実を踏まえた最高にクレイジーな作品でした。
村上春樹、NOBU、徳永英明(だったと思う)、日本が意外にプレゼンスあるなーという発見が嬉しい、
中身が理解出来ない、徹底的予習が必要
映画の中身の用語、経済的理屈は全く理解できない。
何となく、大筋で理解して、分かったつもりになっているのが
殆どの観客であろう。
悔しいから、原作本を買って読みだしたのだが、10数ページで理解できなくなってしまった。
先ずは、「サルでもわかるサブプライム?」あたりから入らないと、ダメだと悟った。
作品の内容をレビュー出来る程の知識に達していない。
作品の内容をレビュー出来る程の知識に達していない。結果的にどうなったのかもイマイチ分からない。レビューを書けば書くほど自分のバカさが露呈してしまうのでもうどうしようもないので逃げます。
こんな俺でもなんかわかった。
きっと途中で寝ちゃうかな~、なんて思える題材だったのに後半は身を乗り出して観てしまいました。
リーマンショックとか強烈な時代が過ぎているのにイマイチその流れがよくわかっていなかったのに‘そういうことか!’とエンタメ流れで見せてくれる。ドンパチも何にもないのにこれだけ夢中にさせてくれる話のもってき方とか、映像の差し込み方とか、うまい!と思う。
お堅い地味めな題材なのにあっという間な2時間でした。
難しいバブル崩壊、何となく理解
難しいけど、何となく何故バブルが弾けた(リーマンショック)か理解できるので、気軽に見てみては?
日本料理店のノブってお店のBGMとして徳永英明の歌がかかっていて、台詞も被って歌詞はあまり聞き取れなかったけど、ホッとした
リーマン・ショックの裏で・・・
金融の専門用語が飛び交うけど、とても分かりやすい演出で楽しめた。それにしても、あのリーマンショックの背景には、本当にこんなことがあったの?これからも繰り返すの?ちょっと怖くなりました。
ストーリーとは関係ないけど、挿入歌でメタリカが流れてきたのは嬉しかった(^^)
主流に抗う
軽い調子が良かったです。摩訶不思議に膨らんだ景気の崩壊を、ナナメから見せていて面白かったです。
当事者達の地獄は数字として示されるだけのシニカルさ、そこがかえって生々しい…。
経済学用語はピンとこなかったけど、例え話も合わせてなんとなくのアウトラインは掴めました。
前半の軽薄で浮ついた空気感がうまいです。
かつて社会に出て間もなくバブル景気に身を置いた世代です。時代のムードを本当に盲信してたよな、苦く笑うほかありません。
ポスターの印象で、彼等はチームなのかと思っていたら違いました。
名優達が、主流に抗うそれぞれの変人ぶりを見事に見せてくれました。ブラッド・ピットと組んだ若僧達も、ポスターに載せてあげていい位に良い味出してました。
難しい…。
金融の事が分かるともっと面白いんだろうな。
事前にちゃんと勉強しておけば良かった。
役者の演技など見所充分で楽しめた。特にスティーブ・カレル❗
まぁ、これだけ複雑で難しい話を良く映画にしたものだ。
確かに。
多くの人がレビューしているように、確かに邦題は適切ではないと思う。安倍政権の関係者なら分からなくもないけど。
新自由主義経済を全否定はしないけど、やはり弱者を食い物にする経済は間違っていると思います。
映画はちゃんとその点に一石を投じていて良かった。
邦題のように4人が南の島のビーチでデッキチェアに寝そべりながらカクテルとか飲んでるシーンでエンドロールになったら本当に最低だった。
爽快とはいかない勝ち組の事情映画
予備知識が必要かなと心配でしたが、コミカルな演出有りで理解に苦しむ事はなく、オスカーにノミネートが納得できる傑作でした。
クリスチャン・ベールはダークナイト的でハマリ役といえる。B・ピットが渋い役をしていたのは製作者だから当然か!?・・
個人的にBGMが最高で違った意味で楽しめました。
「最後の言い訳」の流れるシーンではリアルに笑ってしまったし、メタリカが曲そのままのシーンで流れるのには歓喜しました(笑)
この映画で描いている問題は、病んでいるとさえ言われている先進自由市場国アメリカ自身の事なのに、国境無き金融界でいかに世界中を巻き込んだかが分かる。
ファンドの問題は日本でも後手に回ることが多い。
悲しき大逆転
邦題と謳い文句とはかけ離れた作品
メリット
・スティーブ・カレルやクリスチャン・ベイルといった演技派の演技が素晴らしい
・解説シーンや第三の壁といったコメディチックなシーンが多く難しい話もみやすい
・BGMとしての楽曲が年代に似合ったものが使われておりかっこよくオシャレだった
デメリット
・邦題と内容がかけ離れすぎている。
・予告で思わされた内容ともかけ離れすぎている
・内容が難しく予備知識がないと内容についていけない。
+α
「知っておくと楽しめる単語」
MBS...銀行が貸出した住宅ローンをまとめて証券化したもの。これにより銀行は住宅ローンは安定のものと思ってしまいます。
CDO...ローンを担保にして発行された商品。今回はサブプライムローンが組み込まれて担保にされて発行されました。
CDS...毎月保険料を支払う事で問題が起きた時に保険料が支払われる契約。作中の人物達はサブプライムローンが崩壊すると考えて銀行から大量のCDSを購入します。しかし銀行はMDSが安定していると考えているため彼らをバカにします。
サブプライムローン...低所得者向けの高金利なローンを示します。大手の銀行は彼らに審査無しでローンを組ませます。また高金利なので投資家にとっても魅力的でした。
空売り…市場で値下がる物しかわからないという時に何も無いまま株を売り決済する時に株を買い戻して利益を得る方法。今回はCDSという空売りできる商品を1から作り住宅市場の値下がりを予測したという事になります。
恐らくこれを事前に知っておけばたのしめるかなと思います。
難解ながら、魅せた。
字幕で追っかけながら観るのは、やや辛い。
でも、セリフの意味をちゃんと理解できなくても、クレイジーな状況は解るし、登場人物達の思いも伝わってくる。
最後まで飽きずに観られた。
冒頭のマーク・トゥエインの引用がこの映画のテーマを現していて、ラスベガスでのブラピの台詞が強烈なメッセージになっている。
さすが、制作者に名を連ねているだけあって、ブラピはいいところを持っていった。
「それでも夜は明ける」でもそうだったなぁ。
説明台詞が多くなるのは仕方ないが、面白いアイディアで繋いでみせた。
凝った画づくりで、役者の演技も良かったので、最後まで観られたのだろう。
こんなストーリーを映画にしたことだけで、敬服する。
リーマンブラザーズのもぬけの殻になったオフィスの場面が衝撃的。
本当にあんなことになったんだろうか?
山一証券が破綻したとき、自分達の明日をも知れないのに社員たちは顧客の対応をしてたけどなぁ…
どういう事だったかはよくわかる
実話を元にした再現ドラマといった趣き。
退屈しないように凝った映像処理&演出が映画的ではあるが、映画ならではという歓びは不足していたように思う。爽快感ある逆転劇でもないし。金融の正体をはっきり描いているのが米国的には評価が高いのかもしれない。
俳優の演技的には楽しめた。
経済は難しい。
経済にはまったく疎いので、映画で描かれている3分の1も理解できていないと思うが、それでも大銀行の愚行は少しはわかったかもしれない。
そんなことより、映画がいいたかったことはベン(ブラット・ピット)のセリフにすべてが込もっている。
何人もが仕事を失い、何人もが家を失う。
アダム・マッケイは、複雑な経済の仕組みをできるだけわかりやすくしようと努めたようである。登場人物がときおりカメラ目線で語りかけたり、マーゴット・ロビーやセレーナ・ゴメスが説明してくれたり。
ベンのセリフもそうだし、マイケル(クリスチャン・ベイル)やマーク(スティーブ・カレル)がそうであったように、自分の予測が的中していたり、結果として大儲けしたとしても、そこには何やら虚しいものがそこはかとなく漂っている。
マネー・ゲームというにはいささか残酷にすぎる。
経済のことを勉強して臨めば、もっとおもしろかったかもしれない。
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