マネー・ショート 華麗なる大逆転のレビュー・感想・評価
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NFならではのスリル
サブプライムローン問題について、詳細に描かれているが、予備知識があったほうがより楽しめる。
当時の金融危機をいち早く察知し、利益を得た4人が、強い確信を持っているにも関わらず、世間一般の流れに逆行し理解を得られず苦心するシーンは見ごたえがあった。莫大な利益を得る時は、自国の経済が破綻する時であるという虚しさ、金融業界に蔓延するモラル・ハザードに反旗を翻したはずが自分の信念も見失いかける、といった葛藤が描かれており、考えさせられる内容だった。経済のバブルが弾けるまでの瞬間を感じられ、リアルなスリルを味わうことができた。
没落する覇権国
まず、金融用語が連発されるので、最低でもMBS,CDO,CDSの3つだけ事前に把握して見てください。
クリスチャン・ベールが垢抜けない役をうまく演じていますが、彼が軸に話が進むわけではなく群像劇仕立てになっています。
また、途中まで気づかなかったのですが、よく見るとブラット・ピッドが出てます。
文章で読むべき話を映画化しているため、恋愛要素や個人を掘り下げたような描写は少ないです。
リーマン・ショックとは何だったのかを飽きさせず、誰にでもわかるように作り上げたのは見事です。
アメリカの覇権が経済面から、いかにして崩れていったのか。
(そして各国は離れていき、残った仲間は日本だけであること暗示したいくつかの描写・・・)
かなり集中して見ることになると思うので、シラフでの鑑賞をオススメします。
83点。
マイケル ルイス原作
マイケル ルイス原作と聞いてliars poker読んで以来だなと、懐かしさ余って観賞。で、基本的ロジックは本映画とliars pokerは殆ど同じ。株式をショートして儲けるかモーゲージローンを証券化したものをショートして儲けるかの違いだけ。もう少し短く纏めた方が、よりスピード感が増して面白くなったのではと思う。
カレルに首ったけ!
スティーブカレルの演技に惹きつけられる!何故アカデミー主演男優賞にノミネートすらされてないのか不思議。前作のフォックスキャッチャーの怪演とはまた違った意味での怪演っぷりで世の中の不条理に怒り続ける姿には釘付けです。
話は専門用語の意味を理解できず、自分の頭の悪さを呪いました(笑)
脳内フル稼働で専門用語を理解しようとしたけどついていけなかった、、、
風呂解説とかカジノ解説とか(鑑賞した人ならわかる言い方!)で内容はわかるけど専門用語がバンバン出てくると頭が大変。
劇中でのセリフではないけど専門用語を使って煙に巻かれてる感じ。
いやこちらの力不足なんですけどね。
そういう理解しきってない部分が多々あったけど役者陣の演技でわかるようになっていたのでよかった。
スティーブカレルが特にね。
あと、ブラッドピッドはやっぱりおいしい役どころなのね!
久々に良い邦題(笑)
わけのわからんコールタールみたいな話を、予備知識なくともある程度伝えつつも、映画として面白く仕上げる見本のような作品。頭フル回転で観ないといけないから、観賞後恐ろしく疲れますが…。
世界は常に破綻と共に歩いているのでしょうね。
専門色が強いかな?
原題はTHE BIG SHORT。
邦題にも入っているショートは株価や為替の価格が下がること。
コメディ要素やオシャレ感を交えることで専門的な難しさをだいぶ薄めているが、それでも難しくて苦手な人もいるかな?
個人的には好きだったけど、予告で感じた爽快感がなかったのは残念でした。
難しいけど格好良かった!
中学生なので金融系は全然分からないのですが、投資家たちのの仕事っぷりが格好良かったです。
それぞれの俳優さんが、いい味を出していて、特に口論するシーンはさすがに迫力がありました。
しかし、邦題が映画の印象とちょっと違う感じがします。
自分の無学さを痛感
俳優陣の豪華さと宣伝に惹かれて観たが、金融の知識に疎い自分には、内容はさっぱりだった。
合間合間に、金融の用語をたとえ話で説明してくれていたが、それすらも自分には難解だった。
登場人物たちのバックグラウンドを把握するので精一杯。いや、本音を言えば、それすらも完全には把握できていなかったと思う。
そんな自分が脚本にいちゃもんをつけるのもどうかと思うが、
あえて言わせてもらえるなら、
もうすこし登場人物を絞ってくれたらありがたかった。結局、最後まで誰にも感情移入できずに終わってしまったからだ。
万人受けしない作品ということで星は控えめにつけたが、金融関係の方からみれば、良作なのではないだろうか。なんといっても、俳優陣は一流が揃っているのだし。
ちょっと難しい
原作本も読んでるが、債権などの金融に関する知識がある程度ないと話について行くのが難しい。でもなんとなくわかったし、世間を騒がせたリーマンショックのうらがわでどんな感じのことが起こっていたかを少しは理解することができたと思う。
霞
劇中で扱ってる話しがややこしい割りには、楽に見れた。
世界経済の破綻を招いた"リーマンショク"その裏側というか、過程を描いた作品だった。
なんというか、この世界には明確な三角形があり、最多数を誇る区分けの人々は、搾取という形でこの世界を維持してるんだなあと思えた。
酪農業における羊みたいなもんだろうか?
確かに、話しの核である商品は、聞けば聞くほど胡散臭い…いや、ほぼ犯罪だとも思う。
有りもしないものを、権威と秩序ででっち上げてたのだから。
最早、何を、誰を、信用していいのか分からない。
お金を、預かる銀行自体が元締めなのだ。
そうまでして作り上げた金を、何につぎ込んだのだろうか?
そう思うと、僕らを取り巻く世界が、違って見えてくる。
…と、感じたり考えたりしても、世界はきっと繰り返すんだろうな。
鑑賞してる間、なんだか嫌なものが胸にずっと渦巻いてた。
今の日本は、いや、世界は、どれくらいハリボテなのだろうか?
そんな事を考える。
「実話に基づく話」なのが、余計に嫌な感じだ。
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