劇場公開日 2017年3月25日

  • 予告編を見る

「元の国がレアでどう判断するか難しい…。」タレンタイム 優しい歌 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0元の国がレアでどう判断するか難しい…。

2022年8月7日
PCから投稿

今年233本目(合計509本目/今月(2022年8月度)9本目)。
追悼上映ということで急遽決まったようです。

韓国・中国・台湾などを多く扱うシネマートですが、マレーシアは初めてではなかったかな…と思います(タイ、インドは見たことがあります)。

ストーリーは意外にもわかりやすく「タレンタイム」(音楽コンサートのこと。あえて訳せば「talent timeで「才能の時間」が正しい模様)に参加する高校で、各楽器などに選ばれた生徒(学生)たちのコミュニケーションを描く映画、というところになりますでしょうか。

この映画自体、シネマートでは追悼上映で今日ですが、ここにあるように劇場公開日は2017年であるのに、さらに映画自体は2009年であるようです。そのため、学校にはいろいろな方がいるところ(ハンディキャップを持った方など)、そうした方に対する対応が「若干」不親切かな…とは思いつつも、今から13年も前の、それも日本ではない発展途上国のことをいっても仕方がないですし…。

マレーシアは多民族・他宗教の国で、それを前提にするような内容も出ます。むしろこのような国にある一つの高校でチャレンジした(フィクションではありますが)こと、それ自体に見る価値があるのではないか…というところです。

なお、妙に変な方向にいったり、出てはきてもストーリーに一切関係しない人も結構多いです。日本やアメリカなどの映画を見ていればある程度の「相場観」「採点相場観」はつきますが、この映画はあまり…というかほとんど見たことがないマレーシアで、「そういう趣旨になるほうが好まれるんだ」という考え方があるかもしれません。ここはよくわかりません(ちょうど、インド映画で3時間を超えてダンスシーンが当たり前だというように)。

若干、「2022年の人権感覚から考えると危うい」点は感じましたが、もとは2009年の「他国の」映画でリバイバル追悼上映であるということも考えれば、それも鑑みて減点なしにしていますう。

yukispica