劇場公開日 2016年10月14日

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「さすが、西川美和監督❗️」永い言い訳 アローさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0さすが、西川美和監督❗️

2021年8月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

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不倫の最中に、愛の無くなった妻を事故で亡くした幸夫(本木雅弘)。同時に愛する妻を亡くした大宮(竹原ピストル)。悲劇の夫を演じる幸夫は、大宮の2人の子供の面倒をみるという、これまた贖罪を演じていくのだが、次第に心変わりしていく。西川監督は、痒いところに手が届くような描写を表現するのがとても上手く、自分的にはトップクラス。冒頭の幸夫の携帯ストラップが揺れてるシーンや、大宮が長男を殴ったところで、別の部屋で妹が無言で聞いているシーンなど、すごく細かい。素晴らしい。
妻を亡くした大宮の部屋や生活が徐々に荒れていく描写など感服です。
本木雅弘のまるで小説の中の人みたいな演技も素晴らしかったが、竹原ピストルにもやられましたね!また、子役の2人が本当に良い演技してました。将来主役級の俳優として成長する予感がありました。

アロー