劇場公開日 2019年1月18日

「【人の情けに支えられ、インドとパキスタンの対立を乗り越え、故郷に戻ろうとする少女と人の良い青年の二人旅の姿を描いた素晴らしきロードムービー。】」バジュランギおじさんと、小さな迷子 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【人の情けに支えられ、インドとパキスタンの対立を乗り越え、故郷に戻ろうとする少女と人の良い青年の二人旅の姿を描いた素晴らしきロードムービー。】

2019年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

 ー 2015年公開のインド映画が日本で漸く公開。ー

 ・インドとパキスタンの宗教観の違いや、過去の両国の歴史の軋轢による数々の困難を、正攻法で乗り越えてインドで迷子になってしまった声が出せない女の子シャヒーダー(笑顔が素晴らしい・・)を故郷パキスタンに連れていくお人良しな青年、パワン:バジュランギおじさん(サルマン・カーン)。

 ・数々のトラブルに遭遇しながらも、少女の無垢な笑顔とパワンの人柄で乗り越えていく姿・・。

 ・ラスト30分は涙が溢れる・・。

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 ・今のような時代だからこそ、観たい映画だと思います。

 ・簡単なヒンドゥー教とイスラム教の知識 インドとパキスタンの歴史を知っておくと観やすいですが、無くても充分面白いです。

 ・ダンスも楽しいし、カシミール地方の山岳風景の美しさにも癒されます。

<2019年1月19日 劇場にて鑑賞>

■追記
 大英帝国統治下だった、インドとパキスタンの分離独立の歴史を忠実に描いた「英国総督 最後の家」(2018年作)を今作と合わせて観ても、面白いかと思います。

NOBU